2020年のF1世界選手権 第8戦 F1イタリアGPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。“予選モード”が禁止となったF1イタリアGPの予選だが、メルセデスが再び別次元の速さをみせた。ルイス・ハミルトンはコースレコードを更新するタイムでポールポジションを獲得。バルテリ・ボッタスも2番手に続いた。後続とは0.8秒の差がついた。
これまでメルセデスに次ぐ速さを見せていたレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、カルロス・サインツ(マクラーレン)、セルジオ・ペレス(レーシング・ポイント)の後塵を拝して5番手に沈んだ。1番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)「かなり拮抗していたので最も簡単なセションではなかったし、本当にクリーンなラップが求められたけど、Q3の両方のアテンプトでそれを得ることができた。ラップにはとても満足している。バルテリはとても近かったし、僕を強くプッシュしてきた。予選にむけていくつか大きな変更を施したのでセッション前はちょっとナーバスになっていたけど、全体的にうまくいった。今日はチームによる素晴らしいパフォーマンスだった。特にエンジンルールの変更があったからね。ファクトリーのみんなには脱帽だ。彼らは集中しつづけているし、この結果は彼らの素晴らしい仕事の証だ。自分がそのチェーンの一部であることを誇りに思っているし、明日何をもたらせるか楽しみにしている。楽しいバトルになるだろうね」2番手:バルテリ・ボッタス(メルセデス)「もちろん、ポールを逃したことにはがっかりしている。特にこのようなわずかなマージンだからね。週末を通してペースはかなり良かったし、予想通りかなりの接戦だった。今週末は最初に走ることを選んだので、トウを得るのはトリッキーだったし、Q2で最速タイムを出したときを除いてはまったく得られなかった。Q3は1人で走ったけど、悪い位置ではなかった。コーナーでクリーンエアを得られたけど、もちろん、ストレートでトウの利益は得られなかった。バランスを見つけるのは難しい。それでも良いラップだったし、明日を楽しみにしている。金曜日のレースペースはルイスと互角だったし、このトラックはいつもチャンスを提供してくるので、それを掴み取るかは僕次第だ。まだあらゆるチャンスがある」3番手:カルロス・サインツ(マクラーレン)「3番手にとても満足している! ガレージの全員の素晴らしい努力のおかげだし、チームに全体にとってポジティブな一日だった。Q3を争える十分なペースがあることはわかっていたけど、このようなタイトなセッションでメルセデスの2台の後ろの3番手で予選を終えられたのは素晴らしい気分だ! Q1でガレージを出てすぐに良いラップができたし、Q3に新品のソフトタイヤを2セット残すことができた。最後の予選アタックではすべてを出し切ったし、この3番手を獲得する非常に良いラップを引き出すことができた。仕事がまだ終わっていないことは承知しているし、ポイントを与えられるのは明日だ。クリーンなレースをして、今日の結果を生かせることを期待している」4番手:セルジオ・ペレス(レーシングポイント)「今日チームは素晴らしい仕事をしてくれた。僕たちはすべてのセッションでマシンを改善するために本当に懸命に頑張った。そして、素晴らしいスタートポジションを獲得することができた。僕たちはレースに向けてクルマをセットアップすることに集中してきたので、予選でこんなに競争力があったことには驚いている。ここでは予選をうまくやることが常に重要だ。オーバーテイクは簡単ではないからね。4番手は素晴らしいスタートポジションだ。僕たちは良いステップを果たしているし、明日は表彰台をかけて争えると確信している。エンジンモードについて多くの話があるし、予選では少しは影響があったかもしれないけど、明日のレースペースには役立つはずだ。チームのために嬉しく思うし、週末を通して状況を変えたことに感銘を受けている。これで明日良い結果を出すことに集中することができる」5番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)「ダウンフォースが少ない中での最適なマシンバランスを掴めず、このレースウイークは苦戦している。グリップが十分でないのでコーナーの攻略が難しく、予選5番手という結果になった。若干パワーが不足している部分もあるけど、それ以上にコースにあったセットアップとコーナーでのスピードが不足している。ウイングのセッティング変更など、できることは全て試しましたが、タイムは変わらない」「決勝ではいつもいい走りができているし、表彰台獲得も可能だと思っている。3番手から10番手は接戦でオーバーテイクも簡単ではないけど、3位になるための戦いはできるはずだ。一方で、メルセデスの2台は別のレベルにいるので、あまり話せることはない。モンツァは特別なコースですが、通常のタイプのコースに戻れば再び3番手付近で力強い走りができると思う」6番手:ランド・ノリス(マクラーレン)「タフな予選だった。とにかくミッドフィールドの間はかなりタイトだった。トップ2は断トツだけど、それ以外は全員がとてもタイトだったし、最後のプッシュラップでミスが多すぎた。大きなミスではなかったけど、それで0.1~0.5秒くらいが犠牲になったと思う。それがなければはるかに上位グリッドを獲得できていたはずだ。ほんの小さなことで多くのことが犠牲になってしまったので少しフラストレーションを感じているけど、現在のミッドフィールドはかなりタイトなので仕方ない」7番手:ダニエル・リカルド(ルノー)「7番手はOKだと感じている。セッションを通してかなりうまくリカバリーできた。予選では少し遅れており、昨日や今朝のスピードをあまり示せていなかった。Q3に到達して7番手を獲得でいたのは上出来だし、グリッド上でポジションを争える位置だ。僕たちのマシンはレースで強いし、もう少し調子を上げて、良い結果を出せると自信を持っている」8番手:ランス・ストロール(レーシングポイント)「一晩欠けてマシンで良い進歩を果たせたし、予想していたよりも競争力があったので、間違いなく8番手よりも上位でスタートできたと感じている。僕にとってはクリーンな予選セッションではなかった。Q3の最初のアタックでミスをしてしまい、ラップが妥協を強いられてしまった。モンツァではいつもトラフィックが多くてトウを得るのが困難だ。でも、僕たちはページをめくって明日に...
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