2019年のF1世界選手権 最終戦 アブダビGPの決勝が12月1日(日)にヤス・マリーナ・サーキットで行われた。優勝はルイス・ハミルトン。ポールポジションからスタートしたハミルトンは、1度のリードラップを譲ることのないレースで優勝。ファステストラップも記録し、今季11勝、通算84勝、50回目のポール・トゥ・ウィンでシーズンを締めくくった。
優勝:ルイス・ハミルトン(メルセデス)「何というシーズンの締めくくりだ! チーム全体として、今週末の僕たちはとても強かったし、バルテリも今日は素晴らしい仕事をした。今年ハードワークと献身を続けてくれた全員にとても感謝している。僕たちは一緒にレベルを上げ続けている。彼らからのサポートは信じられないくらいだったし、完全に圧倒されている。サーキットだけでなく、僕を自宅から応援してくれた全員に心から感謝したい。チームLHは、とてもクールでポジティブな活動だ。本当にありがたい。今年はおそらく僕たちがチームとして最も大きく成長した1年だった。これら来年の新しい挑戦に向けて基盤になることを願っている。今年はバルテリ、マックス、シャルルと素晴らしいレースをしたし、2020年はさらに厳しい競争になると思う。彼らはレベルを上げようとして全力で準部するだろうし、僕もこの冬は同じことをしなければならないとわかっている。でも、僕にはそれができると信じている。本気でやれると思っている。新鮮な気持ちだし、続けていく準備はできている。来年も新たな挑戦を楽しみにしている」2位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「シーズンを表彰台という結果で締めくくれて、ドライバーズランキングでも手強いフェラーリ勢より上位で終われたので、うれしい。今日、このコースでは、ルイス(ハミルトン)とメルセデスが少し速すぎたね。僕たちもチームがいい戦略と素晴らしいピット作業を展開し、マシンもよく機能していたので、2位はいい結果だと思う。ペースはよく、全体的にライバルたちより速く走れたことは、いい感覚だ。今シーズンを振り返ると、ハイライトはオーストリアGPだ。ホンダの復帰後初勝利を飾れたことはとても印象的だったし、チームにとってはホームGP、そしてオランダから来た多くのファンの前で優勝することができて、最高の気分だった。今年はいいシーズンで、チームは決して歩みを止めまめなかった。そして、ホンダも進化を示してくれて、僕たちは1年目から満足できる結果を残した。僕らはチームとしてさらに前進し、来年はタイトル争いをしたいと思う。上位勢との差を埋めるために全力でプッシュしていく必要があるけど、ここ数戦の結果はいい兆しになっている。今日は素晴らしい締めくくりとなったけど、先へ目を向けて、2020年にはさらなる競争力を手にしたい」3位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「フェラーリでの最初のシーズンがこのようなものになるなんて想像もしなかった。ドライバーとしての満足度という点では、いくつかのポールや勝利を獲得して1年を終えられることができるのは素晴らしいことだ。その一方で、僕たちは常に上を目指さなければならないし、もっとうまくできたことがあると思うものがあるものだ。全体としてはポジティブなシーズンだったと思う。多くののことを学んだし、チームのサポートとハードワークに感謝している。今日は簡単なレースではなかった。3番グリッドからのスタートでドライバーズ選手権3位に返り咲くには勝たなければならないことはわかっていたので全力を尽くした。残念ながら、今日はうまくいかなった。この冬はレースペースについて時間をかけなければならないだろう。今年は予選でとても強かったけど、ロングランのパフォーマンスについては改善の余地がある。いずれにしろ、表彰台でシーズンを締めくくり、これからしばらく休めるのは良いものだ。でも、数日もしたらレースをに戻りことしか考えられなくなるだろう。メルボルンでマシンに戻ることを今から楽しみにしている」4位:バルテリ・ボッタス(メルセデス)「良い形でシーズンを終えることができた。僕にとっては良いレースだったし、多くのオーバーテイクをしてとても楽しかった。今日はクルマからあれ以上のものを引き出せなかったと思う。最後はとても接近したけど、表彰台をかけてシャルルをオーバーテイクできるほどではなかった。レース序盤にしばらくDRSが使えなかったせいで順位を上げるのが難しくなったのは残念だった。それでもミディアムのスティントを延ばすことで順位を上げ、全体的に良いポジションにつくことができた。今年は自分の中でもベストシーズンで、昨年と比べるととても良い位置にいる。2020年も攻めるのを楽しみにしている」 5位:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)「スタートでは行き場がなかったし、DRSが機能しなかったことが助けにならなった。マックス(フェルスタッペン)よりもタイヤが有利だったけど、スティントの後半にそのアドバンテージが消えてしまったからね。1回目のピットストップ後はあまり競争力がなかったので、もう一度ピットインした。ピットイン中に2つ順位を落としたけど、今日はメルセデスが速すぎたので順位を1つしか取り戻せなかった。全体的に今年は望んでいたような1年ではなかった。理由ははっきりしているし、教訓を学んだので、それを受け入れなくてはなければならない。チームとして僕たちは成長しなければならないと思う。今年は見た目ほど悪くはなかったと思うけど、僕としては理想的ではなかったと言わざるを得ない。多くの細かなことが積み重なって、最終的にはいい結果に見えなくなったかもしれない。僕たちがもっとうまくやれることはわかっているし、来年の目標は確実に前進を果たすことだ。ライバルと戦うことができる強力なパッケージを持ちてることを願っている。これからテストに集中して、そのあとは喜んで休暇を取りたい」6位:アレクサンダー・アルボン(レッドブル)「今日のレースは望んでいたような結果にはならなかった。その原因はこれから解明する必要があると思う。ベッテル(フェラーリ)を追い抜くために早めにピットインしたが上手くいかず、DRSを使用できず、他のマシンによるトラフィックに引っかかってしまいまった。それが原因で必要以上に長いスティントになってしまい、タイヤが最後まで持たず、同時にベッテルが思っていたよりも早くポジションを大きく上げてしまった。レースでは起こってしまうことな...
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