2019年のF1世界選手権 第20戦 ブラジルGPの決勝が11月17日(日)にサンパウロののインテルラゴス・サーキットで行われた。F1ブラジルGPでは、フェラーリ勢の同士討ち、メルセデスのバルテリ・ボッタスのリタイア、ルイス・ハミルトンと接触してスピンを喫したアレクサンダー・アルボンと、トップ3チームの4名のドライバーがポイントを獲得できなかった。
11位:ケビン・マグヌッセン(ハース)「今日はチームとしてチャンスを逃した感じがして残念だ。とにかく自分たちの思ったようにはいかなかった。レース序盤に逆向きにされて多くのポジションを失った。それからフロントウイングにダメージも負った。その後のセーフティカーのリスタートでは、周りのみんながとても速く、ただついて行くことができなかった。オーバーテイクされた上にあと1つというところでポイントも逃してしまった。いい気分ではない」12位:ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)「最後の数周は間違いなくクレイジーだったし、それが僕たちにちょっとしたチャンスを与えてくれた。その状況を生かすために全力を尽くしたし、あちこちでマシンをオーバーテイクすることができた。意図されたものではなかったし、あれが僕たちの最大限だった。でも、終了間際に戦いに絡んでフルに戦えたのは良かった」13位:ロマン・グロージャン(ハース)「まず始めにピエール(ガスリー)が表彰台に立ててとてもうれしい。本当に良かった。フランス人としては4年前に僕が表彰台に立ったのが最後だった。自分たちについて言うと、今日はとにかく運が悪かった。僕たちは自分たちのレースをしていた。クルマの実力以上の7番手のあたりを走っていた。僕たちは素晴らしい仕事をしていたけど、セーフティカーが悪いタイミングで出てしまった。長いスティントを走っていたのでリスタートの時点でタイヤは摩耗していた。最後まで走れるのはわかっていたけど、リスタートのターン2に入るところでサインツ(マクラーレン)に押し出された。あまりいい気分ではない。今日はクルマを限界まで走らせたけど、自分たちの日ではなかった」14位:アレクサンダー・アルボン(レッドブル)「悔しいのはもちろんだけど、怒っているわけではない。ただ、とても残念だ。表彰台獲得に値するレースができていたので、どうしてもチームのために成し遂げたかった。セーフティカー解除後にリスタートしてから、フェラーリとのバトルではオーバーテイクもできて、レースを楽しむことができた。ピットインをした後のルイス(ハミルトン)はグリップもよさそうだったので、ターン1でオーバーテイクされてしまうかもしれないと予想はしていたけど、最低でも3位は獲得できるだろうと思っていた。ルイスとの距離にも余裕があったので、特に心配はしていなかった。コーナーで彼からのアタックを阻止するためにインを閉めたところ、ブラインドスポットに気づかずお互いが接触してしまうことになってしまった。もちろん彼の行動はわざとではなかったことも理解している。レースでは起こってしまうことであり、今日はついていない日だったのだと思う。終わってしまったことなので、次のレースに向けてポジティブに取り組んでいくことが必要だ。マックス(フェルスタッペン)おめでとう!彼の今日の走りは優勝するにふさわしい、素晴らしいパフォーマンスだった!」15位:ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)「「今日は何が起きたのは全く分からないけど、とにかくレースで前に出ることができなかった。終盤のセーフティカーとリスタートはちょっと興奮した。バトルをするのは楽しいけど、今日は僕にそのチャンスは回ってこなかった。予選で上位につけてさらに上を目指せる位置にいるかということが重要であるかを示している」16位:ロバート・クビサ(ウィリアムズ)「レースの1周目は良かったし、第1スティントでは何台か速いクルマと戦うことができた。それ以降は特にハードタイヤでペースを失った。リアタイアを保護する必要があったけど、それをセーブすることで、フロントにエネルギーをかけることができず、冷えてしまってグリップがなかった」17位:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)「1日を要約すると、僕たとは良い結果を得られたはずのレースでフィニッシュできなかった。僕たちの間での接触は残念だ。特にチームにとっては2台ともポイント圏内にいたし、コースでもマラネロでもみんながどれだけ仕事を頑張ってくれているかを思うとすごく残念だ。僕から見て、今日のマックス(フェルスタッペン)は捕まえられなかったと思うけどレースは順調に進んでいた。僕たちはこれからシーズン最終戦に集中しなければならない。そこで可能な限りベストなリザルトを持ち帰れるようにするだけだ」 18位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「このような週末を終えることになってしまい本当に残念だ。チームのために申し訳ない。特に今日の僕たちは速かったし、まずまずのポイントを獲れるはずだった。僕にとっては実際にエキサイティングなレースだった。中団からスタートして、戦って前に出るのは楽しかったし、レース展開には満足していた。いずれにしろ、ここから前進して、ベストなカタチで仕事を続けていかな。アブダビで最も良い形でシーズンを終えるように集中したい」 19位:ランス・ストロール(レーシングポイント)「今日はあまり言うことはない。本当に期待外れな午後だった。フェラーリの事故によるデブリの上を走ってそれでおしまい。僕のレースは終わった。それまでは本当に接戦だった。セーフティカーが状況を混乱させて、全員のレースを変えた。そこまでは1ストップ戦略だったし、タイヤはうまく機能していたので残念だ。僕たちは今日、間違いなくポイントを獲得できるポジションにいた」DNF:バルテリ・ボッタス(メルセデス)「リタイアする前から全体的にトリッキーなレースだった。今日はほとんどペースがなかったので調査しなければならない。1ストップ戦略を狙ってハードタイヤで最後までいく予定だった。でも、タイヤが最後まで持ちそうになかったので再びピットインした。このように戦略を変更するのは理想的ではないけど、いずれにしろ完走できなかったからどちらでもいいことだ。詳細はまだわからないけど、突然パワーがなくなった。しっかり調査して原因を突き止めなければならない。あの後もたくさんのことが起きていたので、うまく切り抜けられていたらと思うと残念で仕方がない。今は...