2020年のF1世界選手権の各チームのドライバーラインナップは大変動する可能性がある。今季のF1世界選手権に参戦するドライバーの半数以上が今シーズン末で複数年契約の最終年、もしくは1年契約によってチームとの契約期間が満了を迎える。F1イギリスGPに先立ち、マクラーレンは2020年もランド・ノリスとカルロス・サインツのドライバーラインナップを継続することを発表。現時点で唯一、2020年の布陣を確定させたチームとなった。
また、8月12日(月)にはレッドブル・ホンダが夏休み後のF1ベルギーGPからピエール・ガスリーに代えてアレクサンダー・アルボンの起用を発表。「チームは、次の9レースを使用して、アレックスのパフォーマンスを評価し、 2020年に誰がマックスと一緒にドライブするかについて十分な情報に基づいて決定を下す」としている。現時点でシート喪失が噂されているのが、バルテリ・ボッタス(メルセデス)、ロマン・グロージャン(ハース)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)。3名はいずれも2019年末が契約の最終年となる。3つ全てのシートに関連付けられているのが、現在メルセデスのリザーブドライバーを務めるエステバン・オコン。昨年までフォース・インディアでレースを戦っていたオコンの評価は高く、2020年のF1シートのキーパーソンになる可能性がある。エステバン・オコンがメルセデスに加入した場合、バルテリ・ボッタスはWRC(世界耐久選手権)に参戦する可能性が噂されている。夏休み中、ボッタスはMスポーツのWRカーで極秘テストを行っている。ルノーに加入した場合、ニコ・ヒュルケンベルグはハースへの移籍が噂され、ロマン・グロージャンはF1シートを喪失した場合、フォーミュラEへの転向が噂されている。また、最も大きなサプライズの可能性を残しているのがセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)。契約は2020年までだが、レッドブルへの復帰が噂されている。メルセデスルイス・ハミルトン (2020年末)バルテリ・ボッタス (2019年末:2020年のオプションあり)フェラーリセバスチャン・ベッテル (2020年末)シャルル・ルクレール (2019年末)レッドブルマックス・フェルスタッペン (2020年末)アレクサンダー・アルボン (2019年末)ルノーニコ・ヒュルケンベルグ (2019年末)ダニエル・リカルド (2020年末)ハースケビン・マグヌッセン (2020年末)ロマン・グロージャン (2019年末)マクラーレンカルロス・サインツ (2020年末)ランド・ノリス (2020年末)レーシングポイントセルジオ・ペレス (2019年末)ランス・ストロール (2019年末)アルファロメオ・レーシングキミ・ライコネン (2020年末)アントニオ・ジョビナッツィ (2019年末)トロロッソ・ホンダピエール・ガスリー (2019年末)ダニール・クビアト (2019年末)ウィリアムズジョージ・ラッセル (2019年末:2020年のオプションあり)ロバート・クビサ (2019年末)