2018年のF1世界選手権 第20戦 ブラジルGPの決勝レースが11月11日(日)にサンパウロのインテルラゴス・サーキットで行われた。優勝はメルセデスのルイス・ハミルトン。今季10勝目、通算72勝目を挙げた。ルイス・ハミルトンの優勝でメルセデスのコンストラクターズタイトルを決定。ダブルタイトル5連覇となった。2位表彰台はマックス・フェルスタッペン、3位表彰台にはキミ・ライコネン((フェラーリ)が続いた。
優勝:ルイス・ハミルトン(メルセデス)「これはチームにとっての本物の歴史だ。僕が今日メルセデスを辞めているとしたら、この日のことをずっと忘れないだろう。僕はその一員だったし、とても素晴らしいことだ。今年は本当に厳しい一年だったし、チームの全員がこれまで戦ってきたよりもずっと懸命に戦ってきた。これまでで一番団結していた。過去に成功しているときには考えられないことだし、簡単に失敗してしまうこともある。スタッフたちはレベルを上げ続けてきた。今日は僕にとって本当に厳しいレースだったけど、本当に結果を出したかったし、チームのために勝ちたかった。本当に大きな波及効果があった。これでチームの全員がワールドタイトルを獲得し、自分たちが伝説だとわかって最後のレースと冬に向かうことができる。この現場とファクトリー、ペトロナス、僕たちのパートナーのみんなの全てのハードワークに心から感謝している。このチームの一員であることを本当に誇りに持っている。実際、ファクトリーに戻って大騒ぎを耳にすることにちょっと緊張している。素晴らしい雰囲気になると思う。今日はレッドブルがあのようなレースをするとは予想していなかった。彼らには僕たちと同じようなペースがあると思っていたけど、彼らの方が少し速かった。僕たちは第1スティントでタイヤに苦しんでいたし、彼らの方が僕たちよりもうまくタイヤを管理できていた。第2スティントで僕はミディアムタイヤを履いていたし、エンジンに問題を抱えていて、実際はとにかくクルマを完走させようとしていた。マックスは僕を苦しめていたけど、彼らに問題が起こって、突然、僕がリードを取り戻すことになった。無線でエンジニアが『諦めたくない、何をする必要があるか言ってくれ』と伝えてきた。最後まで本当に懸命にプッシュしたし、勝利をもたらすためにあらゆるリスクを冒した。今回は大盛況で終えることができたけど、その波に乗り続けて、次のレースでも勝ちたい」2位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「まずはチームに感謝したい。終盤にフロアがダメージを負ったけど、クルマはレースの間ずっと驚異的な感覚だった。今日のセットアップ、バランス、戦略は完璧だった。期待してなかったトラックでこのような競争力があったのは本当にポジティブなことだし、アブダビを楽しみにしている。僕たちは2位を手に入れた。勝つべきレースだったけどね。これは僕たちは本当に良いパフォーマンスを発揮していることを示しているし、期待を超えていた。オコンとのインシデントによって勝利を手にできなかったのは本当に残念だ。もちろん、バックマーカーは自力でラップを取り戻すことはできるけど、彼は不必要なリスクを冒した。特にレースリーダ-に対してね。彼には衝突を引き起こしたことへのペナルティが科せられたし、それが十分に物語っていると思う。結局のところ、僕は勝つことを望んでいる情熱的なスポーツマンだ。このような状況は苛立たしいし、最高レベルで競争しているときは感情も出てしまう。今はレースと残りの週末からポジティブなことを得て、アブダビにその勢いを継続させることが重要だ」3位:キミ・ライコネン(フェラーリ)「素晴らしいエキサイティングなレースだった。僕たちは良いバトルをしていたし、レース全体でクルマはうまく機能していた。スピードはあったし、特に問題も発生しなかった。スタートでの1セット目のタイヤはとても良かったし、本当に満足していたけど、メルセデスと抜こうとして少し壊してしまった。タイヤを交換した後はクルマはまったく問題なかった。ピットに入れば彼らを抜けるかもしれないことはなんとなくわかっていた。その後もクルマの挙動はとても良かったけど、その時点までに少し時間をかけすぎてしまい少し手遅れだった。戦略については自分たちがベストだと考えていたことを実行した。常に多くのことを議論することができるけど、今日は最高の戦略を実行したと思う。もちろん、最も素晴らしい結果ではないけど、これ以上は得られなかったと思う。僕たちはミスをしなかったし、懸命に戦った。コンストラクターズ選手権に関しては難しいことはわかっていた。僕たちはベストを尽くしたけど、残念ながら十分ではなかった。今年最高のチームが勝った。そういうことだ」4位:ダニエル・リカルド(レッドブル)「自分のレースには満足しているし、すべてのチームの努力に満足しているけど、それでもあとちょっとのところで表彰台を逃したのは少し残念だ。キミを捕えて、表彰台が見えていたけど、残念ながら、それだけでは十分ではなかった。今回も戦略ははまっていたし、僕たちにまったく落ち度はなかった。楽しかったし、いくうつか素晴らしいバトルができた。ボッタスを抜いたバトルは特にね。無線でチームにやってやると伝えて、それを実現した。セブとのバトルはクールだった。2度くらい接触したかもいれないけど、僕は常に彼と彼のレースのやり方を尊重してきた。以前にも何度かコース上でバトルをしてきたし、時には少し熱くなることもあったけど、僕たちはお互いの限界がどこにあるかを知っている。ペナルティを受けたときに限って速いクルマを持っているように思うし、フラストレーションを感じる。もっと上位に近い位置でスタートできれば、本当に良い結果を出せたと確信している。ほろ苦い感じだ。うまくやったけど、予選を終えた位置からスタートしていれば、もっとうまくやれたかもしれない。11番手からのスタートではあまり多くは求められない。いずれにしろ、レースに悔いはないし、できる限りのことをした。チームがしてくれたこともわかっているし、そういうものだ。今日のペースがあれば、実際に少し楽観的な気分でアブダビに迎える。ここよりも僕たちにとって強いトラックだと感じているし、フェイクのシャンパンを飲めるかもしれない」5位:バルテリ・ボッタス(メルセデス)「本当に嬉しく思っているし、このチームの一員であることを嬉しく思う。この結果はここのレーストラック、ブラックリーとブ...