2018年の最後のインシーズンテストとなるF1ハンガリーテストが8月1日(水)にブダペストのハンガロリンクで2日目を迎えて終了した。2日目のトップタイムを記録したのはメルセデスのジョージ・ラッセル。現在F2選手権でトップに立つメルセデスの育成ドライバーであるジョージ・ラッセルは、116周を走行してハイパーソフトで1分15秒575をマーク。前日にアントニオ・ジョビナッツィが記録した1分15秒648を上回り、非公式ではあるものの、ハンガロリンクのコースレコードを更新した。
1番手:ジョージ・ラッセル (メルセデス)「2日間とてもスムーズな走行ができたし、チームにとっても僕にとっても本当に生産的な一日だった。ハイパーソフトタイヤで数周したけど、僕にとってはかなり信じられない経験だった。これまであのタイヤは走ったことはなかったし、レースセットアップ以外のF1クルマで走ったこともなかった。素晴らしい経験だったし、ハンガロリンクの史上最高タイムを達成できたて嬉しい。全体的に生産的でポジティブな2日間だったし、またF1クルマをドライブする次のチャンスが待ち切れない」2番手:キミ・ライコネン (フェラーリ)「結局のところ、グランプリの金曜日とそれほど変わりはない。様々なソリューションを試した。それがテストをする理由だし、ラップタイムはそれほど意味はない」3番手:ジェイク・デニス (レッドブル)「良い一日だった! 131周を走ったし、昨日はダニエルが125周だったと思うので、チームは多くのマイレージを稼げたし、たくさんのことを学べたと思う。午前中は数回のロングランに集中し、柔らかいタイヤも試したけど、楽しかった。クルマを限界までプッシュするのは素晴らしい経験だった。午後にもう一度ロングランに戻り、クルマに関してはかなり大きな進歩を遂げられたと思う。全体としてとても良い一日だったし、僕を招待してくれたチームには感謝してもしきれない。それにルーキーとして、今、131周走ったことをかなり実感している!」4番手:アントニオ・ジョヴィナッツィ (ザウバー)「今日の内容にはとても満足している。先週、アルファロメオ・ザウバーF1チームのFP1を完了し、昨日フェラーリとのテストに一日を費やした後、クルマに戻ることは良いことだった。C3に丸一日乗って、かなり快適に感じているし、コース上でのクルマの挙動を多くのことを学ぶことできた。予定していたプログラムはすべて完了したし、それが目標だったので本当に満足している。チームはクルマ開発という点で素晴らしい仕事をしている。今日集めたデータを持って、さらに今のその歩行でで作業を継続できることを願っている。またクルマに乗るのを楽しみにしている」5番手:ニキータ・マゼピン (フォース・インディア)「クルマに戻れてかなり興奮したし、今日の作業内容には満足している。クルマにいくつか問題が発生して、プログラムを完了することはできなかったけど、それでも有意義な走行ができたし、50周以上を走り込むことができた。クルーのハードワークに感謝している。僕が慣れているGP3クルマと比較して、F1クルマに乗るたびに楽しさが大きくなっている。このグループの人たちとはもう2年間一緒にいるけど、テストをするたびに僕を取り巻くプロフェッショナリズムと専門知識のレベルに感動する。エンジニアから多くのことを学ぶことができたし、チームの進歩の手助けができるように最高のフィードバックを与えられるように頑張った」6番手:ロバート・クビサ (ウィリアムズ)「良い一日だった。来年に向けたデータ収集をしつつ、2018年のクルマをもっと理解できるようにする混合プログラムに取り組んだ。残りのシーズンの助けになるように今のクルマスペックで何度か周回も重ねた。分析して調査していくデータが大量に集まったし、夏休みを前に最後に良いテストができた」7番手:ランド・ノリス (マクラーレン)「昨日はウエットで初めてF1をドライブしたし、F2とはかなり違う経験だったので、とてもトリッキーだった。このようなクルマをドライブするには慣れるのに時間がかかるけれど、そのほとんどは走行プラン次第だし、様々なパーツをテストしたり、空力データを集めたりした。チームはこの先数回のレース週末に生かせるようなものや、今週末のテストを通して試したものの情報をできるだけたくさん得ようとしていたし、今回の走行を分析することもできる。やりたかったクイックラップは走れたけれど、それほどたくさんのパフォーマンステストをやったわけではないし、走行プランにはいろんなものが含まれていて、それに従った。もちろん、今年のクルマは昨年よりもはるかに素晴らしいし、一番はもう少しパワーがあることだと思うけど、そう言うのは難しい。昨年と比較して、速いラップタイムを刻んで自分を良く見ようとするのではなく、より多くのテストに取り組むことができた。一番に重要だったのは、クルマに乗って、すぐにいい感じのベースに到達できたことだ。すぐにブレーキングポイントや高速コーナーで数メートル以内にいることが重要だ。第2にチームは一貫性とフィードバックを求めてるので、何がいいか悪いか、今後にむけてそれを続けていくべきかどうかを正確に把握することが重要だ。今回のテストも僕がこれまで取り組んできた日々と同じくらいに重要だった。バルセロナ、アブダビ、昨年はここでも走ったし、自分がコース上でどうドライブするか、コース外の行動やフィードバック、あらゆることを前進させる方法などすべてが重要だ」8番手:アルテム・マルケロフ (ルノー)「初めてルノーR.S.18をドライブできたのは本当に良い経験だったし、チャンスをくれたチームに心から感謝したい。スピードを上げていけるようにバランスセッティングから始めて、午後のセッションでは速いハイパーソフトを含めて様々なタイヤの評価を行った。ダウンフォースやブレーキングは僕が慣れていたものとは異なるけど、楽しかったし、初めてそれを経験できたのはとてもキョミ深かった。時間が経つにつれて自信もついてきたし、クルマに乗る機会を与えるたびにどんどん速くなっていけると思う」9番手:ショーン・ゲラエル (トロロッソ・ホンダ)「昨日の109周に続き、今日は122周を走ったけど、本当に長い一日だった。いくつか興味深い内容のテストを行ったけど、そのほとんどがエアロにフォーカスしたものだった。また、気温が高い中でのパフォーマンスランも数回行ったけど、そこでも多くのデータを得ることができた。この2日間で集めたデータが後半戦でのチームのパフォーマンス向上に繋がればと思ってい...