2018年のF1世界選手権 第11戦 ドイツGPの予選が7月21日(日)にホッケンハイムリンクで行われた。ポールポジションを獲得したのは母国レースとなるセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)。ホッケンハイムの新コースレコードとなる1分11秒212を記録して、今シーズン5回目、通算55回目のポールポジションを獲得した。
2番手には0.206秒差でバルテリ・ボッタス(メルセデス)、3番手には0.335秒差でキミ・ライコネン(フェラーリ)が続いた。午前中のフリー走行では雨に見舞われたホッケンハイムだが、予選開始時には天候は回復し、気温22℃、路面温度30℃まで上昇。路面はまだ濡れている部分はほぼドライコンディションとなり、気温・路面コンディションが目まぐるしく変化するなかでの予選となった。1番手:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)「毎日、みんなが常にベストを尽くそうとしている。今日はそのような一日だったし、クルマは素晴らしかった。Q1ですでにそう感じていたし、Q3で良いラップを刻めることはわかっていた。ここドイツでレースをすることは僕にとって大きな意味があるし、明日も1番になれることを期待している。僕たちは強力なクルマを造っているし、そこにまだポテンシャルがあることはわかっている。それにまだいくつか弱点があるので、まだレース毎に改善できることもわかっている。っでも、全体的に僕たちは競争力があるし、強い。僕たちが行く全ての場所でこのポテンシャルをうまくいかせるかは僕たち次第だ」2番手:バルテリ・ボッタス (メルセデス)「良いラップだと感じていた。特にセクター3はね。でも、今日はポールに手が届いたとは思わない。フェラーリの方が少し速かった。明日、僕たちと彼らは非常に接戦になるうだろう。レーススタートと戦略が結果を決めることになると思う。僕たちはスタートに取り組んできたし、良い進歩を遂げているけど、フェラーリは今シーズン本当に良いスタートを切っている。僕たちがそのギャップを縮めらているかどうかが分らるだろう。ルイスが予選の大部分を逃してしまったのは残念だ。彼はできる限り順位を上げるために頑張るだろうし、以前のレースでも彼にはそれが可能なことを見てきた。僕としては1つポジションを取り戻すことに集中していく。レーススタートがそのベストなオプションになるだろう。メルセデスにいる僕たちにとってホッケンハイムはホームレースだし、明日はベストを尽くす」3番手:キミ・ライコネン (フェラーリ)「今日はクルマがうまく機能していたし、予選ではそこに多くのラップタイムがあることがわかった。Q3での1回目のトライは良いフィーリングが掴めていたし、ラップもいい感じだったけど、ミスをして横滑りしてしまった。僕たちにはもっと速く走れるスピードがあったけど、馬鹿げたミスはしなくなかったし、全てを駄目にしてしまうリスクがあったので、最後のトライでは少し抑えて走った。もちろん、3番手は理想的ではないけど、最終的にはスタートにはかなり良いポジションだ。何がレースの鍵を握るかを言うのは難しい。ここまで僕たちのクルマはいい感じだし、明日も同じであることを期待しているけど、コンディションは変化するかもしれない。全てのレースで僕たちは最大限の努力をしているし、最終的に何をもたらせるか見てみるつもりだ。僕たちはできる限りのベストを尽くしていく必要がある」4番手:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)「4番手は僕たちにできる最大限だった。予選に臨むために現実的にならなければならないし、馬力がなければ、先頭にいることは期待できない。自分のラップにはとても満足しているし、クルマから最大限を引き出せたと感じているので、僕の視点では満足のいく一日だった。ソフトでスタートするプランだったけど、Q2の赤旗がそれを変えた。振り返ってみれば大丈夫だったかもしれなけど、確実にQ3に駒を進めたかった。なので、僕たちはウルトラソフトでレースをスタートする。このコンパウンドの方がスタートのシークエンスには強いはずだ。金曜日と比べてレースの路面温度は異なるので、ダイヤがどのように劣化するかは不明だ。僕たちのペースは予選よりも明日の方が良いはずだし、良いスタートを切って、どのように進歩できるか見てみるつもりだ。イン側からのスタートは理想的ではないけど、2列目は助けになると思う。たくさんのファンが見れて嬉しかった。僕は彼の後ろを走っていたので、彼らがセバスチャンを応援していたか、僕への応援だったのかはわからないけど、いずれにしても嬉しかった」5番手:ケビン・マグヌッセン (ハース)「最後は良いラップだった。レッドブル勢を倒すのは無理だった。彼らと戦うにはまだあまりに先を行っている。でも、僕たちはまたベスト・オブ・ザ・レストになれたし、それが僕らの目標だ。あとは明日もそれを得る必要があるけど、それはより大きなチャレンジだ。明日は前にいる人たちに良いスタートを決めてもらって、フリーエアを得て、自分たちのやれるといいね。気温が少し下がりそうなのは僕らにとってラッキーだ。金曜日にタイヤのオーバーヒートに問題を抱えていたことを考えれば、少しは良くなるかもしれない。今日のようにクルマがうまく動いてくれて、ポイントを獲得できることを願っている」6番手:ロマン・グロージャン (ハース)「かなり良いセッションだった。ただ最後のセッションで何が起こったのかは確認する必要がある。ターン1で脹らんでしまったので、そこを分析しなければならない。残念ながら、Q3で2回目のプッシュラップができなかったけど、全体的に良いセッションだった。チームのために本当に嬉しく思う。競争力があるか確信できていなかったコース上で僕たちは優れていた。僕たちのそのレベルにいるし、とても励みになる。日曜日の天候がどうなるか見てみよう。そこはちょっと不確実だけど、涼しいコンディションになっても構わない。明日にむけて良い位置にいると思う」7番手:ニコ・ヒュルケンベルグ (ルノー)「もう少し先頭に近づきたかったけど、自分のラップと予選を通しての進歩には満足している。明日は僕の前のクルマを追い詰めて捕えたい。今日は母国の観客と満員のスタンドの多くのサポートを見ることができてとても嬉しかった。ドイツ人として誇りに思うし、幸せだ。力強いリザルトでこのサポートに応えられることを願っている」8番手:カルロス・サインツ (...