2017年のF1世界選手権 メキシコグランプリの予選が28日(金)にメキシコシティのエルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われ、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がポールポジションを記録した。セバスチャン・ベッテル。全セクターで最速タイムを記録して、コースレコードを更新する1分16秒488をマーク。今シーズン4回目、通算50回目のポールポジションを獲得した。
2番手には0.086秒差でマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。ベッテルがタイムを出すまでトップに立っていたが、初ポールポジションは再びお預けとなった。3番手にはルイス・ハミルトン、4番手にはバルテリ・ボッタスとメルセデス勢は2列目からのスタートとなる。1番手:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)「当然ながら、本当にハッピーだ。ここのトラックは難しいし、とても滑りやすいけど、最後にパーフェクトなラップができた。ここは限界を超えてミスをしやすい。でも、ターン1をうまく決めることができれば、良いチャンスがあると思っていた。最終セクターもトリッキーだった。本当に膨らみやすいし、多くのタイムを失ってしまうからね。でも、プッシュして、クリーンに走ることができた。だから、本当に満足している。特に他のクルマと拮抗していたし、全員を抑えることができたんだからね。嬉しいよ。昨日、クルマは望み通りに仕上がってしなかったけど、今日はすべてがいい感じだったし、明日、僕たちは十分に速いと思う。スタートで何が起こるか見てみたいし、その後は良いレースができるはずだ。ターン1までの距離が長いことはわかっているけど、全体的に僕たちのスタートはいいので自信がある。先週末は、多くの作業と多くの変更をこなさなければならなかったので、チーム全体にとってタフだった。今週末はいい感じだし、僕たちは今日の結果を得るに相応しいと思う。明日は素晴らしいレースができることを願っているよ!」2番手:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)「また予選フロントローを獲得できたし、今日の結果にはかなり満足している。Q2は本当にいい感じだったけど、どういうわけかQ3ではタイヤを少し失ってしまったし、きちんと働かせて、グリップを得るのに苦労した。Q3ラップの方が良かったと言えるけど、以前のセッションほどのグリップはなかった。両方のセッションとも最初のラップを中止して、ビルドラップとして使用するという計画だった。それでも僕たちは2番手だし、フロントローなので、大きな問題はない。いつだってポールポジションを獲れれば嬉しいものだけど、レースで勝つことの方が重要だ。クルマのレースペースには自信があるし、良い結果を出せると思っているけど、明日それを示さなければならない。このようなターン1までの距離が長いなかでのフロントローでのスタートは、うまくいければ前進することができるということだ。僕たちは通常予選よりもレースの方が速いし、明日に興奮している」3番手:ルイス・ハミルトン (メルセデス)「今日はポールポジションが目標だったが、そうはならなかった。難しいセッションだったし、全体的に難しい週末だったと思う。ここはとても滑りやすい。それに僕たちのクルマが抱えている問題のいくつかがそれによって少し強調されている。全力を尽くしたけど、トップとのギャップはあまりに大きかった。ロングランのペースが予選ペースより優れているのは間違いないし、それについては心配していない。でも、ここでオーバーテイクするには大きなデルタが必要なので、トラックポジションが重要だ。1コーナーまでの距離が長いので、明日は楽しいはずだ。スタートで前進できることを期待している。その後は1ストップ戦略になるはずだ。観客は素晴らしいし、エネルギーに溢れている。上から見たら本当に壮観だ。ヘリコプターからの映像を観た。ここでメキシコで勝てれば、かなり素晴らしいだろう。4番手:バルテリ・ボッタス (メルセデス)「僕たちの予選は十分に良くなかった。僕たちはポールを争えると考えていた。少なくともフェラーリの一台とレッドブルの一台と比較して僕たちがちょっと苦しんでいたのは間違いないし、何らかの理由で彼らはQ3でかなりのタイムを見い出していた。Q3の最初の走行はマックスとのインシデントで台無しになった。ブレーキングのために通常のラインに戻ることができなかった。それでも、レースに関してはまだ楽観的だ。昨日のロングランは良かったし、明日は強力なクルマがあるだろう。チームとして、僕たちは2列目からスタートするし、ここはターン1までの距離がかなり長い。良いスタートを切って、スリープストリームをアドバンテージとして使えることを願っている。面白いレースになるはずだ」5番手:キミ・ライコネン (フェラーリ)「かなり難しい予選だったし、結果は理想とは程遠い。きちんとしたラップをまとめることに苦労していた。グリップが足りなかったし、あちことでミスをしてしまった。感触がいいときもあれば、そうでもないときもあったし、とてもミスをしやすい状況だった。プッシュしようとするたびに特に最終セクターでフロントエンドがロックしていたように思う。Q3ではポジションを上げるために大きな問題なくラップタイムを出そうとトライしたけど、僕が遅いことはわかっていた。明日はまた別の日だし、もっと良くなると確信している。何が起こるかを予想するのは難しいけど、良いフィーリングを得て、タイヤをうまく機能させることができれば、大丈夫だと思う。良いスタートを切れることを願っているし、ストレートと1コーナーで何が起こるか見ていきたい。トラブルを避けて、それ以降は強力なポジションに留まっていたい」6番手:エステバン・オコン (フォース・インディア)「素晴らしい予選セッションだった。昨日はクルマを運転しづらかったけど、チームがパフォーマンスを見つけるために一晩かけて素晴らしい仕事をしてくれた。トラックとファクトリーのみんなが改善をもたらすために懸命に仕事をしてくれたし、今日は本当に違いを感じることができた。彼らは僕に強いクルマを与えてくれたし、セッションの間もペースはどんどん良くなっていった。Q3の最終ラップで小さなミスをしてしまったので、実際にはさらに速かったかもしれないし、ライコネンの前だったかもしれない。それでも、この結果に本当に満足しているし、レースを楽しみにしている。僕たちには強力なレースペース、優れたトップスピード、そして、非常...
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