2013年のF1ドライバー・ラインナップが出揃った。チャンピオンチームのレッドブルは2013年から“インフィニティ・レッドブル・レーシング”に改名。セバスチャン・ベッテルがカーナンバー1、マーク・ウェバーがカーナンバー2をつける。フェラーリは、フェルナンド・アロンソとフェリペ・マッサのコンビを継続。ロータスもキミ・ライコネンとロマン・グロージャンを引き続き起用する。
他にドライバーに変化はないのは、ダニエル・リカルドとジャン・エリック・ベルニュを起用するトロ・ロッソのみ。移籍や新人起用でドライバーの入れ替わりが激しいシーズンとなる。最大の動きとしては、ルイス・ハミルトンがマクラーレンからメルセデスAMGに移籍。ニコ・ロズベルグとコンビを組む。ルイス・ハミルトンの移籍によってできたマクラーレンの空席には、ザウバーからセルジオ・ペレスが移籍し、ジェンソン・バトンとペアを組む。ザウバーのセルジオ・ペレスの後任には、同郷のエステバン・グティエレスがリザーブドライバーから昇格。またフォース・インディアからニコ・ヒュルケンベルグが移籍し、ザウバーはドライバーラインナップを一新。リザーブドライバーにはフォーミュラ・ルノー3.5のチャンピオン、ロビン・フラインスを起用する。ウィリアムズは、2011年のGP3チャンピオン、バルテリ・ボッタスがリザーブドライバーから昇格し、パストール・マルドナドとチームを組む。ケータハムは、今年マルシャでF1デビューを果たしたシャルル・ピックと複数年契約を締結。2つ目のシート候補は、リザーブドライバーを務めたギド・ヴァン・デル・ガルデが獲得した。フォース・インディアは、ポール・ディ・レスタが残留。ニコ・ヒュルケンベルグの移籍によってできた空席には、エイドリアン・スーティルがF1復帰を果たすことになった。リザーブドライバーのマックス・チルトンが昇格したマルシャは、1月21日(月)に資金面と思われる理由でティモ・グロックとの契約を解消。一旦、後任にスポンサーを持ち込めるルイス・ラジアを起用したが、3月1日にスポンサー問題によりラジアとの契約を解消。ジュール・ビアンキをドライバーとして起用することを発表した。HRTは、今シーズン限りでF1から撤退することになり、ペドロ・デ・ラ・ロサとナレイン・カーティケヤンはシートを喪失。ペドロ・デ・ラ・ロサは、フェラーリの開発兼リザーブドライバーに就任した。その他、2012年のドライバーで来季F1グリッドにいないことを発表しているのは、引退を発表したミハエル・シューマッハとザウバーのシートを喪失した小林可夢偉。2013年シーズンはF1グリッドから日本人ドライバーが姿を消すことになる。2013年 F1ドライバー ラインナップインフィニティ・レッドブル・レーシング / Infiniti Red Bull Racing1.セバスチャン・ベッテル2.マーク・ウェバースクーデリア・フェラーリ / Scuderia Ferrari3.フェルナンド・アロンソ4.フェリペ・マッサボーダフォン・マクラーレン・メルセデス / Vodafone McLaren Mercedes5.ジェンソン・バトン6.セルジオ・ペレスロータス F1チーム / Lotus F1 Team7.キミ・ライコネン8.ロマン・グロージャンメルセデスGPペトロナス F1チーム / Mercedes AMG Petronas F1 Team9.ニコ・ロズベルグ10.ルイス・ハミルトンザウバー F1チーム / Sauber F1 Team11.ニコ・ヒュルケンベルグ12.エステバン・グティエレスサハラ・フォース・インディア F1チーム / Sahara Force India F1 Team14.ポール・ディ・レスタ15.エイドリアン・スーティルウィリアムズF1チーム / Williams F1 Team16.パストール・マルドナド17.バルテリ・ボッタススクーデリア・トロロッソ / Scuderia Toro Rosso18.ダニエル・リカルド19.ジャン・エリック・ベルニュケータハムF1チーム / Caterham F1 Team20.シャルル・ピック21.ギド・ヴァン・デル・ガルデマルシャ F1チーム /Marussia F1 Team22.マックス・チルトン23.ジュール・ビアンキ関連:・小林可夢偉、2013年のF1シート獲得を断念。募金の受付も終了 - 2012年12月18日・ミハエル・シューマッハ、2度目の引退を発表 - 2012年10月4日
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