2013年のマクラーレン移籍を逃したポール・ディ・レスタは、フォース・インディアのマシンでマクラーレンを倒すことにモチベーションを高めている。ルイス・ハミルトンのメルセデス移籍が決まった後、ポール・ディ・レスタは後任候補の筆頭とみられていたが、マクラーレンは豊富まスポンサーを持つセルジオ・ペレスと契約することを選んだ。
実際、マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュは、セルジオ・ペレスとポール・ディ・レスタとの間で最後まで“悩み抜いた”と認めている。今年、マクラーレンは大幅にコンセプトを変更したMP4-28でシーズン開幕に臨んだが、今のところはまだフォース・インディアの方が戦闘力は高そうだ。マクラーレンと技術提携終了も決定しているフォース・インディアだが、F1マレーシアGPでホイールナットの問題でダブルリタイアに終わったにも関わらず、現状はマクラーレンの倍以上のポイントを稼いでいる。「マクラーレンのやっていることはとても尊敬している」とポール・ディ・レスタはPA Sport にコメント。「今は苦戦しているかもしれないけど、彼らには開発能力がある。でも、僕たちは彼らの前にいられるようにプッシュするつもりだ」ポール・ディ・レスタは、来週末のF1中国GPでもマクラーレンに自信を見せている。「ここまでの僕たちのパフォーマンスは予想よりもはるかにいい。2週間で追い抜けるようなものではないはずだ」