アルファタウリ・ホンダF1のダニール・クビアトは、ピエール・ガスリーがレッドブル・ホンダで不振に陥ったことに驚いたと語る。ダニール・クビアトとピエール・ガスリーは、ある意味で同じようなキャリアを歩んでいる。二人ともレッドブルF1に空席ができたことで早めにトップチームへの昇格を果たしたが、成績不振でトロロッソへの降格を経験している。
ダニール・クビアトは、ドライバーとしての実力はあまり把握できていなかったものの、ピエール・ガスリーのレッドブル・ホンダで不振には驚いたと語る。「ピエールが速いドライバーであるのは確かだ。ドライバーとして彼をあまり理解してはいなかったけどね」とダニール・クビアトは Beyond the Grid に語った。「全体像は見ていないけど、一発の速さがあるドライバーだし、とても落ち着いている。再びスタートしたとき、彼は非常に速いままだと確信している」「彼がレッドブル・レーシングで同じパフォーマンスを発揮できなかったことにはかなり驚いた。全体像という意味でね。僕にとってちょっとしたサプライズだった」また、ダニール・クビアトは、2019年中旬に自分ではなくチームメイトでルーキーのアレクサンダー・アルボンがレッドブル・ホンダに昇格する決定に驚いたと認める。「どういったらいいかな。納得していなかったのは確かだ」とダニール・クビアトは語る。「決定を聞いたとき、それを完全に理解し、完全に同意したとは言えない。ちょっと『それが正しいこととは思えない』という感じだった」「でも、理にかなった方法でそれを見れば、僕はすでにそこにいたし、彼らは常に新しい血を必要としている。彼らは常に若いドライバーを昇格させる必要がある。それがレッドブルがやっていることだし、問題はない。最終的に、決定を受け入れたけど、数日かかたったね」ダニール・クビアトは、シーズン中盤に昇格したことでまだアレクサンダー・アルボンにどれくらい競争力があるかについては把握できていないと語る。「彼とは半年しか走っていないけど、正直、彼と一緒に仕事をすることを楽しんでいた。彼はかなりのんびりした性格だし、面白いジョークをいうこともあった。つまらないときもあったけどね」とダニール・クビアトは語る。「彼はとても速いドライバーだ。でも、F1に入るときにはルーキーの流れがあり、すべてが簡単に進むものだ。彼はこの世界をますます発見することになると思う。でも、彼には伸びしろもある。去年、彼はルーキーだったし、さらに改善する余地がある。彼には大きな可能性があるのは確かだと思う」ダニール・クビアトは、レッドブルのプログラムを外されたことでF1復帰をほぼ諦めていたが、2018年中旬にフェラーリのF1マシンをテストしたことで再びF1でレースをしたいという願望が再熱したと語る。「F1にはやり残した仕事がたくさんあると感じていた」とダニール・クビアトは語る。「いろいろなカテゴリーと話し合いがあったけど、いつもF1でドライブしたいと思っていた。もう一度F1の契約を得られない場合は完全にやめることも検討していた」「フィオラノでその年のマシンを一度テストしまけど、僕にとってそれは非常に感情的だった。何よりも、それはフェラーリ、フィオラノ、現在マシン(2018年)であり、本当にクールだった」「6か月間まったく運転していなかった。とても楽しかったし、その日に自分がなんとかしてでもF1に戻りたいと思っていることがわかった。『これが僕がやりたいことだし、最も僕が得意なことだ」とね」また、ダニール・クビアトは、フェラーリF1チームセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンという2人のF1ワールドチャンピオンと一緒に仕事をすることで貴重な経験を積むことができたと感じている。「2人のF1ワールドチャンピオン、非常に経験豊富な彼らの仕事ぶりを見るのも素晴らしいことだった」とダニール・クビアトは語る。「確かカナダ(2018年)だったと思うけど、僕の仕事はセバスチャンとオンボードビデオを見て、何が違うのかを特定することだった」「そして、僕は『もっとシケインを攻めて、シケインをもっと使えるように見える」と言った。彼は同意し、翌日それを試した。そして、その方が良かった…」今年は、ダニール・クビアトにとって以前トロロッソとして知られていたアルファタウリでの6シーズン目となるが、2017年にチームに落とされたときにはレッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコが自分をまた復帰させるとは「考えられなかった」と語る。「でも、正直、僕たちの別れは非常にノーマルなことだった。苦い感情はなかったし、僕は何も特定しようとしなかった。2つのビジネスパートナーという感じだ。そういう見方をしたい。コラボレーションを終えただけだとね」「もちろん、その後、メディアで悪いことを言ったことはない。戻る可能性があるとは思わなかったけどね。でも、人生は時に非常に興味深いものになることがある」
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