トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは、F1アメリカGPの最終ラップでのセルジオ・ペレスとの接触に科せられたペナルティは“馬鹿げた”ものであり、“受け入れられない”と語る。ダニール・クビアトは、ターン15でセルジオ・ペレスのインサイドを突き、右フロントタイヤでペレスのフロントウイングの左側のエンドプレートに接触。ペレスはコースオフを強いられた。
セルジオ・ペレスは、接触はあったもののコースに合流して、ダニール・クビアトとサイド・バイ・サイドのバトルを続行。次のコーナーでダニール・クビアトはアウトサイドからオーバーテイクを決めて10位でチェッカーを受けたが、レース終了直後に5秒加算ペナルティを科せられて12位に降格した。ペナルティを知らされたダニール・クビアトは「馬鹿げている。信じられない。意味がわからない。言葉にならない。本当に馬鹿げている」と Ziggo Sport に不満を爆発させた。「僕はインサイドを回り、彼がドアを閉めただけのことだ。それは普通のことだ。そのあと僕たちは接触し、僕はアウトサイドから彼を追い越した」「裁定は受け入れられない」ダニール・クビアトは、前戦F1メキシコGPでも最終ラップでニコ・ヒュルケンベルグとの接触にペナルティを科せられており、2戦連続での降格となった。セルジオ・ペレスは、ダニール・クビアトの動きについて、ケビン・マグヌッセンのリタイアによってターン12でイエローフラッグが振られていたが、クビアトはそれほど減速しなかったため、攻撃を開始することができたと語る。「最後のクビアトはちょっとやりすぎだったと思う。イエローフラッグで減速していあんかったし、イエローフラッフの直後に攻撃し、ターン15への進入で僕に衝突した」とセルジオ・ペレスは語った。ペナルティにとって、ダニール・クビアトが10位から12位に降格したのとは反対に、セルジオ・ペレスは10位に昇格、レーシングポイントはコンストラクターズ選手権で6位争いを展開しているトロロッソ・ホンダに1ポイント差をつけた。トロロッソ・ホンダのもう一人のドライバーであるピエール・ガスリーは、チームメイトのクビアトの3周前に9位争いをしていたセルジオ・ペレスと衝突し、サスペンションにダメージを受けて、最終的にリタイアを余儀なくされた。「残り3周でセルジオとのバトルを開始して、ターン13で接触した」とピエール・ガスリーは説明した。「僕たちはターン12ですでに交差し、戦っていた。彼はターン13でインサイドを突いた後、右フロントタイヤに接触して、右フロントのサスペンションを曲げた」インシデントはどちらのドライバーの責任だったと思うかと質問されたピエール・ガスリーは「正直なところ、それが何であれ、テーブルにあったポイントを戻ってこない」とコメント。「わかりません。ビデオを見て、何が起こったのか見てみよう。大きなことはなかったと思うけど、残念ながらサスペンションを曲げてレースを終了するのには十分だった」