トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは、母国レースのために用意したスペシャルヘルメットをコース上でファンに披露することなく、F1ロシアGPを終えることになった。ダニール・クビアトは、母国グランプリにむけてロシア国旗をモチーフとした白・赤・青の新しい配色のヘルメットを用意した。しかし、クビアトはイタリアGPですでに通常とは異なるカラーリングの赤いヘルメットをレースをしているため、FIAはそのヘルメットで走ることを許可しないことを通達した。
結局、ダニール・クビアトは決勝でこれまでと同じヘルメットを着用。スペシャルヘルメットは幻となった。レース前、ダニール・クビアトはヘルメット規則に不満を述べていた。「良いヘルメットなんだ。見てもらいたいね。訳がわからない・・・とにかくみんなに見てもらうためにガレージに飾っておくよ」とダニール・クビアトはコメント。「ジョークだ。でも、いずれにしろ、ルールはルールだ」「いつもとは何かをしたいと思って、デザイナー(ジェンス・ミュンサー)と仕事をしただけだ。ロシアの国旗がテーマになっている。ちょっと違うだけだし、同時にシンプルなんだ。デザインにはとても満足している」「明日は使えるかもしれない。どうなるか見てみよう。結果はどうなるかはまだ分からないけどね。でも、正直、ドライバーのヘルメットよりも、集中すべき大きな問題があると思うけどね」