トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは、アレクサンダー・アルボンのレッドブル・ホンダでの初レースとなったF1ベルギーGPでのパフォーマンスは称賛されすぎていると疑問を呈し、その理由としてレースの大半を自分の後ろで過ごしていたことを挙げている。ピエール・ガスリーの後任としてF1ベルギーGPでレッドブル・ホンダとの初レースに挑んだアレクサンダー・アルボンは、17番グリッドからオーバーテイクを連発して自身最高位となる5位にフィニッシュを果たし、レッドブルの上層部から絶賛された。
しかし、ダニール・クビアトは元チームメイトの走りは見た目ほど印象的ではなく、自分の前からスタートしたにも関わらず、36周にわたって自分の後ろを走ってたことを指摘した。「あんなに良いスタートだったと言われている理由が僕にはわからない」とダニール・クビアトはコメント。「彼はレッドブル・レーシングのクルマで36周も僕の後ろで走っていた。彼は僕の前でスタートしたのにね。わからないけど、今後はもっと良くなるかもだろうね」「もっとうまくやれたかどうかはわからないよ。ただ見たままにコメントしているだけだ。最大限だったかもしれない。たぶんあの日にクルマで達成できた精一杯だったのかもしれないけどね」「でも、僕たちが戦っていたのは事実だし、僕はスパでのレースの大部分でレッドブルのクルマを抑えていた。実際、クルマがかなり重要となる場所でね。正直、自分としてはとても楽しいレースだったよ」レッドブル・ホンダでのアレクサンダー・アルボンの進歩に注意を払っているかと質問されたダニール・クビアトは「通常、僕はそのようなことはしない。でも、スパではレース全体で戦っていたのでそうせざるを得なかった」とコメント。「もし、彼がトロロッソにいたら、彼にとってそれは素晴らしいレースだっただろう。でも、彼はレッドブルにいるわけだからね・・・」ダニール・クビアトは、2019年の残りのレースでは、アレクサンダー・アルボンがマックス・フェルスッペンとの対戦で大きな挑戦に直面することになると考えている。「今に始まったことではないけど、簡単なことではないと思うよ。特にドライバーが高い自身を持っていて、クルマが彼に合っている場合はね。一貫して彼を上回ることが簡単なことではないのは間違いない」「でも、通常チームメイト間でクルマは非常に良く似ているので、そのクルマで達成できることという点ではチャンスは非常に似ている可能性が高い」「僕が言うのは難しいけどね。正直、マックスとチームメイトだったことはないので、ドライバーとして彼がどのように働いているかはわからないからないし、どうやって彼のことを正確に判断すればいいかもわからないからね。でも、彼はとても良い状態に見える。それは確かだ」