ダニール・クビアトは、シーズン途中でレッドブルからトロ・ロッソに降格したことで“自分を見失った”と認め、プレッシャーによってシーズンが崩れていったと述べた。ダニール・クビアトは、F1スペインGP前にマックス・フェルスタッペンと交代するカタチでトロ・ロッソへの戻ったが、それ以降、チームメイトのカルロス・サインツが26ポイント獲得したのに対し、2ポイントしか獲得していない。
ダニール・クビアトは、将来への懸念、トロ・ロッソでのフィーリング不足を感じ、「この先に明るいものがあるとは思えない」と語って夏休みに入った。「正直、僕には本当にシャットダウンが必要だった」とダニール・クビアトは述べた。「多くのストレスが溜まっていたし、考え事やプレッシャーが積み重なっていた」「あまりに多くのことが積み重なって、ちょっと自分を見失っていた。でも、自分の心を解放することができた」「過去2レース(スパとモンツァ)はチームにとって不運だった。僕たちのクルマに完全に適していなかったからね」「暗闇のなかで働き、状況を最適化することができた。今はエンジニアがずっと穏やかだし、それを見れて嬉しい」「この先、僕たちにもっと適したトラックでもっとポテンシャルを示せるレースが3〜4戦ある」「それでも簡単ではないだろうし、正しくやっていく必要があるけど、僕たちはそれに挑んで、楽しむつもりだ」現在GP2で首位に立っているピエール・ガスリーがいることもあり、ダニール・クビアトは今後数戦が自分の将来にとって鍵になることはわかっていると語る。「もちろん、レッドブルは僕に多くの影響力を持っている」とダニール・クビアトは語る。「F1は何が起こるかわからないスポーツだし、過去5年間で多くのアップダウンがあった。過去6ヵ月間はまったく違ったし、仕事をするためにはあまり快適ではなかった」「それでも僕は自分のポテンシャルを信じているし、僕にとっては全てがかなり順調だ。ラックに出るたびに楽しんでいる」「僕は集中していることができるし、エンジニアとうまく働くことができる。僕たちはクルマの限界にもっと近づけると信じている」「これまでの僕のベストなレース週末はバクーとモナコだった。(ストリートサーキットの)シンガポールでもそうなることを願っている」