セバスチャン・ベッテルは、ダニール・クビアトをトロ・ロッソに降格させ、マックス・フェルスタッペンを昇格させるというレッドブルの決定はロシアGP前になされていたと考えている。中国で今シーズン初表彰台を獲得したダニール・クビアトだったが、ロシアではセバスチャン・ベッテルに2度追突してリタイアに追い込んだ。
ロシアとスペインの間に、レッドブルは、ダニール・クビアトをトロ・ロッソに降格させ、マックス・フェルスタッペンを昇格させることを発表した。「前もって決定したことを知ったし、ソチで起こったことが関係しているとは思わない」とセバスチャン・ベッテルはバルセロナでリポーターに述べた。「マックスにとっては素晴らしいチャンスだし、ダニールにとっては嬉しい決定ではないね。でも、責任のある、関係者に聞くべきだ」F1ロシアGPの1周目にリタイアしたセバスチャン・ベッテルは、チーム代表のクリスチャン・ホーナーと話をするためにレッドブルのピットウォールへと向かった。「彼のところに行ったけど、何が起こったかは明らかだった。彼(クビアト)と話をさせてほしいと言ったんだ」「レースだし、起こり得ることだ...でも、それはそれだ。ダニールはクルマに乗っていたので、彼と話すことはできなかったけど、ホーナーは後で彼と話をしたと思う」セバスチャン・ベッテルは、レース後は感情が爆発していたと認め、後に謝罪のために電話をしてきたダニール・クビアトを称賛した。「彼は電話をとって僕にかけてきた。謝罪や何が起こったのかを説明してくれた」「彼はミスをしたことを理解していたし、僕にとってはそれで話は終わりだ」「もちろん、レースを台無しにされたので、最初はとても興奮していたし、落胆していたけど、あのようなことは起こるものだ」「2週間、1年、5年間で僕が日曜日に判断ミスをしないという保証はない。僕がまだいたらだけどね。ミスは起こるものだ」セバスチャン・ベッテルは、ダニール・クビアトの才能をまだ評価しており、F1に値すると述べた。「ダニールのことはとても評価しているよ。彼の天性のスピードはとっても高い」「現在のフォーミュラは、才能と生のスピードという点で他の人ほど彼には合っていないかもしれない。彼はF1に値する」ダニエル・リカルドは、元チームメイトのダニール・クビアトに気を配る立場ではなかったと述べ、チームから交代についての説明を受ける必要はなかったと述べた。「僕はダニーだけでなく、どんなチームメイトにも気を配る立場ではない」とダニエル・リカルドは述べた。「あれを悪いレースだと考えている人々...またはダニーにとって波乱に富んだレースが、彼が今週末僕たちとレースをしない理由だと言う人々とでも言おうかな...そうだね、1つのレースでそのようなことは起こらないよね」「クリスチャンは、僕がシーズン中にチームメイトがいなくなるのを以前に見ていることを知っている。なので、あまり多くの説明は必要としなかった」「このようなことが過去にレッドブルにとってうまくいったことには同意するし、異論はない。自分たちの限界までプッシュしようという彼らの方法には異論はない」「ダニーがそれに値したか? 僕はそういう立ち場ではない。黒か白かという答えは得ていない」