元レッドブルのジュニアドライバーのダニエル・ティクトゥムが、ウィリアムズF1チームのドライバーアカデミーに加入し、開発ドライバーを務めることが発表された。ダニエル・ティクトゥムは、2017年と2018年にマカオGPを連覇。2018年にヨーロッパF3選手権をランキング2位で終えた。2017年にはBRDC McLaren Autosport Awardを受賞、2018年にはAutosport National Driver of the yearに選出されている。
レッドブルのジュニアプログラムに関していたダニエル・ティクトゥムは、今年のバーレーンとスペインでのインシーズンテストでレッドブル・ホンダのF1マシンで走行。日本でTEAM MUGENからスーパーフォーミュラに参戦したが、成績不振によってレッドブルのジュニアプログラムを解雇されていた。F1チームを後ろ盾を失ったダニエル・ティクトムだが、2020年にDAMSのF2シートを確保して、キャリアの立て直しを図っている。ダニエル・ティクトゥムは、ウィリアムズの開発ドライバーとして、トラックサイドとグローブのファクトリーの両方でチームと作業するとともに、以前の経験をいかして シミュレーター作業を行い、F1マシンの開発を支援していく。シミュレータープログラムを実施しながら、2つのグランプリに帯同し、エンジニアリングチームとマーケティングチームとともに参加する。また、2020年のF2選手権では、ダニエル・ティクトゥムのマシントオーバーオールにウィリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミーのロゴが掲載される。ダニエル・ティクトゥムは「特にF1における素晴らしい遺産を考えれば、ウィリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミーに加入できることは僕にとって特権だ」とコメント。「シミュレーターでの時間とチームでの経験は僕の成長のために非常に貴重だ。オペレーションに完全に融合できることは素晴らしい機会だし、自分にできることで支援することを楽しみにしている」ウィリアムズの副チーム代表を務めるクレア・ウィリアムズは「イギリスの若くエキサイティングな才能であるダンがウィリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミーに加入したことを嬉しく思う」とコメント。「2017年と2018年に権威あるマカオGPで連続して成功を収めたことからも彼の実力は実証されている。ダンの技術的な専門知識はチームにとって非常に貴重であり、2020ねの成長と発展を支援することを楽しみにしている」
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