中国の国家体育総局は2020年の残りは大半のスポーツ国際大会を開催しないと発表。結局、2020年にF1中国GPが開催されないことなさそうだ。今年4月に開催が予定されていたF1中国GPは、新型コロナウイルスの世界的なパンデミックの発祥の地となったこともあり、シーズン開幕前の2月に一番に中止を発表。
だが、その後、感染拡大が落ち着いたこともあり、シーズン後半に上海インターナショナルサーキットでの2連戦の可能性が報じられていた。しかし、今月初め、中国の国家体育総局は、2022年の冬季オリンピックのための選考会を除き、2020年の残りのすべての国際的なスポーツを中止にすると発表した。だが、10月に北京でテニストーナメントを開催予定のWTAツアーは、中国の国家体育総局の発表は最終決定ではないと語る。「我々の知る限り、中国の国際スポーツイベントの原則について配布されているレポートは最終的な決定を表すものではない」とWTAは Reuters に語った。世界保健機関によると、中国ではCOVID-19の症例が86,068人確認されており、4,653人が死亡している。第2派が懸念されている中国では、新型コロナウイルス以前に発給済みの査証(ビザ)や居留許可証を持つ外国人の入国を禁止することを決定。諸外国と敵対的な関係に発展している。これまで2020年のF1世界選手権は、すでに発表済みの8戦に加え、ムジェロでのトスカーナGP、ロシアGPを追加した10戦までのカレンダーを発表している。すでにオーストラリア、オランダ、モナコ、フランス、シンガポール、日本、アゼルバイジャンの中止が決定しており、アメリカ、ブラジル、メキシコのイベントについても疑問が残っている。アジアではベトナムがまだ開催の可能性が残されている。F1は先週末のハンガリーGPを開幕3連戦を終了。1週間のインターバルを経て、再び3連戦が開催される。F1上層部はこれまで発表されている10戦に加えて、最終的に15~18戦のカレンダーを成立させることを目指している。