F1の会長兼CEOを務めるチェイス・キャリーが、F1アゼルバイジャンGPの延期という最新の発表に続いてメッセージを発表。残りのレースにも延期の可能性があることを認めつつも、最も早い時期でのレース再開にむけて準備を進めていると述べた。F1は3月23日(月)、新型コロナウイルスの世界的な大流行を受け、第8戦アゼルバイジャンGPの延期を正式発表。2020年のF1世界選手権は少なくとも6月14日のF1カナダGPが最短の日付となった。
これまで、F1はレースの延期の他に、8月に予定していたサマーブレイクおよびファクトリー閉鎖の3~4月への前倒し、また2021年に導入を予定していた技術規則の2022年への延期といった対策を施している。「過去1週間、F1、10のF1チーム、およびFIAが集まり、COVID-19のパンデミックに対する最初の対応の一環として、迅速かつ決定的な行動を取ってきた」とチェイス・キャリーは述べた。「現時点では、状況が改善される正確な時期は誰も特定できないが、状況は改善されるだろうし、そこが再びレースをする準備をするときだ。我々全員がファンに2020年のチャンピオンシップシーズンをもらたすことを約束する」「現在予定されているイベントにさらに延期の大きな可能性があることは認識しているが、それでも我々とパートナーは、この夏のどこかの時点で15-18戦の修正されたカレンダーでスタートできることを完全に期待している」「以前に発表したように、通常の夏休み期間中にレースするために、3月~4月に前倒しされる夏休みを利用し、レースの実際の順序とスケジュールの日付が元の2020年のカレンダーとは大幅に異なり、元の終了日である11月27~29日を超えることを予想している」「現在の状況は流動的であるため、より具体的なカレンダーを提供することはできないが、来月には各ホスト国の状況やそれらの国への旅行に関する問題について、より明確な洞察を得ることが期待される」「FIAの発表、2021年を通して技術規制を凍結するという原則的な合意、サマーブレイクがなく、ファクトリーのシャットダウンを3月/4月に前倒しすることの恩恵を受けて、今後スポーツは通常サマーブレイクのために設定されている期間にレースをして、今年の前半で失われたイベントを満たす予定だ」「この柔軟性は、スポーツを進化させ、実験し、新しいことを試す機会を提供する。これには、eスポーツプラットフォームの拡大、NetflixのDrive to Surviveなどの革新的なコンテンツの開発や、スポーツのスポンサーパートナー、放送パートナー、レースプロモーター、チーム、ファンに継続的な価値をもたらす我々の素晴らしいスポーツのエコシステなどの他の創造的なイニシアチブが含まれる」「主要な利害関係者と協力して、F1、チーム、およびFIAの間で、2020年シーズンを開始する最も早い機会にコースに戻ることを計画し、完全にコミットしている。我々の最優先事項は、ファン、我々が訪れるコミュニティ、F1ファミリーの人々の安全と健康であり、引き続き、保健当局や専門家からのアドバイスを受けていく」「我々全員がこれ乗り越え、この先により良い日々見られると確信している。そうすれば、あらゆるレベルでこのスポーツに投資したすべての人が報われるようになる」
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