F1の会長であるチェイス・キャリーは、F1に加えられた変更への批判に反論した。F1ファンのなかには、新オーナーとなったリバティメディアが、ファンのことを無視してスポーツにあまりに多くの変更をもたらすことに不満を感じている者もいる。中にはバーニー・エクレストン色を払拭するために変化を進めているのではないかとの見方もある。
今年はリバティメディアが進めるHaloの導入、長年続いてきたスタート時刻の変更、そして、伝統的にF1に華を添えてきたグリッドガールの廃止などの改革は、多くの論争を巻き起こしている。だが、チェイス・キャリーは、決してファンのことを無視して改革を進めているわけではないと語る。「ドイツを含めたヨーロッパが我々のベースであるように、我々にとってファンは非常に重要だ」と Sport Bild にコメント。「同じゲーム、異なるアプローチというのが我々のモットーだ。我々はファンが育ってきたすべてを含めたプロダクトを作りたいと思っている。だが、時間は止まっているわけではない。変化を許さなければ、成長することはできない」「バーニー・エクレストンは、2016年にレースのチケットを買うつもりはないと言っていた。ネガティブなスパイラルがあったし、我々はそれを打破しなければならない」チェイス・キャリーは、F1界には人気ドライバーを含め、ポジティブな点はたくさんあると見ている。「ルイス・ハミルトンは非常に特別なパーソナリティの持ち主だ。オランダの半分がマックス・フェルスタッペンを観にレースにきている。フェラ-リはスポーツで最も明るい光だ」だが、チェイス・キャリーは、2018年は昨シーズンよりも多くの“競争とドラマ”があることを期待していると語る。「去年はセバスチャン・ベッテルとルイス・ハミルトンとの決闘があまりに多かった」「時には優勝候補だけでなく、勝ち目のない者が勝つことを望んでいる。フェルナンド・アロンソは再び勝てるか? ルノーを得たマクラーレンは攻撃できるか? フェルスタッペンは2017年前半よりも運に恵まれるか?」「それら全てが素晴らしいシナリオだ」
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