フェラーリのシャルル・ルクレールは、F1ベルギーGPでオスカー・ピアストリと接触した場面について、自身の防御が「少しやりすぎだった」と認めた。ルクレールとピアストリは、スパ・フランコルシャンで行われた決勝の8周目、3番手を争うなかでレ・コンブへの進入時に接触した。
スチュワードは処分を科さなかったが、ピアストリはレース後、少なくとも白黒旗が提示されるべきだったと主張していた。レ・コンブで接触も両者は走行を継続ピアストリはターン5への進入でアウト側からルクレールを抜こうとしたが、イン側を守ったルクレールがマクラーレンをコース端まで追いやる形となり、両車のホイールが接触した。幸いにも両者は大きな事故を免れ、そのままレースを続行した。ただし、ピアストリのマシンにはダメージが発生し、マクラーレンは、その影響によって残りのレースで1周あたり0.2~0.3秒を失ったと考えている。このインシデントはスチュワードの審議対象となったが、最終的には追加措置なしという判断が下された。FIAスチュワードは報告書で次のように説明した。「ターン5へのアプローチで、81号車は16号車のアウト側からオーバーテイクを試みた。81号車は16号車に対して一部並んでいたが、81号車のフロントアクスルは16号車のフロントアクスルより前に出ておらず、その位置からオーバーテイクを完了できる可能性はなかった」「スチュワードの判断では、16号車が81号車を意図的にコース外へ押し出したものではない。16号車はターン5への進入に備え、わずかに左へ移動する通常のレーシングラインを走行しており、その際に両車の側面が接触した」「これらの状況を踏まえ、スチュワードは追加措置を取らないことを決定した」ピアストリ「どこへ行けばよかったのか分からない」ピアストリはレース後、ルクレールの防御に疑問を呈し、少なくとも警告を意味する白黒旗が提示されるべきだったとの考えを示した。「僕の位置から見ると、白線の上を走っていたのに、さらに外へ押し出された」「まず、もっと大きなクラッシュにならなかったのは本当に幸運だったと思う。ブレーキングゾーンの入り口で、ほとんどホイール同士が当たっていたからね」「でも、僕がどこへ行けばよかったのかは分からない。必ずしもペナルティが必要だったと言っているわけではないけど、少なくとも白黒旗か何かは必要だったと思う。あれが問題ないということになれば、少し違う状況になってしまう」「接触すること自体もそうだけど、相手に本当にぎりぎりのスペースしか残さなくても許されると分かってしまうのは、あまり望ましい状況ではないと思う」ルクレールも「一線を越えた」と認める今週末のF1ハンガリーGPを前に、ルクレールはブダペストで報道陣の取材に応じ、自身の防御が限界を越えていたことを認めた。「ある意味では、オスカーの意見に同意している」「結局のところ、マシンの中では常に限界まで攻めようとしている。オスカーとの場面では、その限界を少し越えていた。だから、いつもああいうレースをしたいわけではない」「最終的には僕にとってもリスクがある。相手に残すスペースを可能な限り小さくしようとするものだけど、あれは少しやりすぎだったかもしれない。危うい場面だった」スチュワードはルクレールの動きを意図的な押し出しとは判断しなかったものの、本人はピアストリの主張に一定の理解を示した。大事故を免れた接触を受け、ルクレールは今後、限界ぎりぎりの防御と過度にリスクの高い走りとの境界をより慎重に見極めることになる。
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