シャルル・ルクレールは、F1エミリア・ロマーニャGPで6位に終わったことに落胆を示し、「今のフェラーリでの自分の状況は受け入れがたい」と語った。土曜の予選ではQ2で敗退。決勝では巻き返してポイント圏内に入ったものの、週末全体のパフォーマンスには納得していない様子だった。
今季のルクレールは、サウジアラビアGPの3位による表彰台が唯一のハイライトであり、ランキング首位のオスカー・ピアストリとは85ポイント差がついている。「レース前にも言っていたけど、今日は“心で戦うレース”だった。肘を張って走らなきゃいけないときがあるんだ」とルクレールはSky Sports F1に語った。「そういうときは限界ギリギリで走るし、時には少しオーバーすることもある。でも、11番手スタートの時点で、今の僕たちの立ち位置を受け入れることなんてできなかった」「リスクは取った。ピエール・ガスリーとの件については、僕が特に限界を越えたとは思っていない。あれはレーシングインシデントだと考えている」「アレックス(アルボン)とのバトルは確かにギリギリだった。ただ、ルールの書き方からすれば、あのときの僕はギリギリで収まっていたと思う。もう一度映像を確認する必要はあるけど、自分の行動を後悔はしていない。今日はすべてを出し切る日だった。2回目のセーフティカーのときにピットに入らなかった時点で、厳しいレースになるのは分かっていたからね」ルクレールは昨シーズン、地元モナコGPで劇的な初勝利を挙げ、これまでの呪縛を解き放ったが、今年の同レースでは再現は難しいと見ている。モナコでの展望を問われると、「すごく厳しい週末になると思う」と語った。「モナコは、僕たちのクルマの弱点がかなり露呈するサーキットなんだ。だから正直わからない。でも、予想できない要素もたくさんある」「予選でどれだけリスクを取るか、マシンのセットアップもかなり特殊になる。だから、いい意味で驚かされることを願っているよ」