フェラーリのシャルル・ルクレールは、マイアミ・グランプリのスプリントレース直前に発生したクラッシュについて、「完全にコントロールを失っていた」と語り、自らのミスを認めた。現地時間土曜正午に予定されていたスプリントレースの直前、雨が降り始めたマイアミ・ガーデンズのサーキットで、ルクレールはグリッドへ向かう途中にスピン。背後のストレートでアクアプレーニングを起こし、ウォールに激突。マシンに致命的なダメージを負い、レースを前に戦線離脱する結果となった。
この日、6番グリッドからスタートするはずだったルクレールは、無線で「完全にアクアプレーニングだった」と報告しながらチームに謝罪。チームメイトのルイス・ハミルトンも、フェラーリが2台をインターミディエイトタイヤで送り出した判断について無線で不満を漏らしていた。ルクレールはクラッシュに「原因はさまざま考えられるけど、最終的にステアリングを握っていたのは僕だ」と語った。「ミスだし、大きなミスだ。グリッドに向かうラップで起きてしまったのは、決して望んだことではない」「背後のストレートでは完全にコントロールを失っていた。アクセルを踏み切ってもいなかったのに。ひどいアクアプレーニングで、ステアリングにも何にも反応してくれなかった。でも、だからといってやってしまったことが正当化されるわけではない」その後に予定されていたグランプリ本戦の予選への出走について問われるたルクレールは「かなり自信はある」と語った。「どのくらいのダメージかは正確には分からないけど、かなり激しい衝突だった。あの場所はコース外に逃げ場がなくて、壁がすぐあるからね。だから衝撃も大きかった。様子を見よう」スクーデリア・フェラーリは、シャルル・ルクレールのマシンの修復を間に合わせたが、予選で8番手に沈んだ。