シャルル・ルクレールは、F1ラスベガスGPでマクラーレンにプレッシャーをかけることができると自信を持っている。フェラーリのドライバーであるルクレールは、F1が「シン・シティ」を最後に訪れてから41年後、昨シーズンに初開催されたレースでマックス・フェルスタッペンに次いで2位となった。
ポールポジションからスタートしたルイクレールはレッドブルに追いつくことはできなかったが、レースの50周目、最終周回の最終コーナーでセルジオ・ペレスを追い抜くという見事な走りを見せた。チームメイトのカルロス・サインツJr.は、フリー走行1回目の開始数分後に排水溝のふたを踏みつけてしまい、10グリッド降格ペナルティを受けた。これにより、スペイン人ドライバーはパワーユニットの交換を余儀なくされた。これは物議を醸す問題となり、週末を通して論争の的となった。最終的にサインツは6位まで挽回し、チェッカーフラッグを受けた。今年、フェラーリにはより多くのものが懸かっている。シーズン最終の3連戦を前に、マクラーレンに36ポイント差で追うフェラーリは、2008年以来となるコンストラクターズタイトル獲得のチャンスがある。マクラーレンの待機期間は10年と長いものの、フェラーリには、現在のコンストラクターズ選手権の16年間の干ばつが、1983年から1999年にかけてイタリアチームが経験したタイトル獲得までの待機期間を超えるのを防ぐという大きなプレッシャーがかかっている。2023年以降、フェラーリはタイヤ管理の改善にかなりの進歩を遂げたが、ピレリタイヤを冷やすことができないという弱点が、昨年ラスベガスで影響を及ぼした。ルクレールは、チーム全体の見通しは良好であるものの、以前よりも苦戦を強いられるだろうと予想している。前回の3連戦では3つのグランプリのうち2つで優勝し、再び選手権の話題に上るようになった。「理論上では、僕たちにとって良いパフォーマンスを発揮できるトラックだと思う」とルクレールは語った。「でも、タイヤの管理で大きく改善したという事実がある。つまり、これほど寒いコースでは、タイヤを適切な状態に保つのが難しいということだ」「理論上では、まだポジティブな見通しだ。昨年ほどではないかもしれないが、すべてが接近していることを考えると、我々にも勝てるチャンスがあると思う」
全文を読む