シャルル・ルクレールは、F1デザインの第一人者であるエイドリアン・ニューウェイがチームに移籍しないというニュースにもかかわらず、フェラーリに対する「200パーセント」の信頼を維持していると表明した。アストンマーティンは今週初め、ニューウェイが2025年3月にチームの新たなマネージング・テクニカル・パートナーとして参加するという待望のニュースを発表した。
ニューウェイが次のベンチャーとしてアストンマーティンを選ぶことは長い間予想されていたが、レッドブルからの離脱が明らかになると、当初はフェラーリが有力候補と目されていた。しかし、フェラーリのフレデリック・バスール代表は話し合いが行われたことを認めたものの、意見の相違により話し合いが決裂したと明かした。しかし、今シーズンの初めにニューウェイの加入の可能性を「素晴らしい」と評したルクレールは、フェラーリがF1で最も尊敬されているデザイナーを失ったことについては動揺していないと否定。むしろ、ルクレールは、フェラーリが前線に復帰できるかどうかはチームの総合力次第だというバスールの評価に同意した。「がっかりはしていないとだけ言っておこう。もし僕たちが試みなかったり、エイドリアンと話し合わなかったらがっかりしただろうけどね」と2028年までフェラーリとの契約を結んでいるルクレールは語った。「話し合いがあったことは知っていた。そして彼は決断した。僕たちは彼の決断を尊重している」「そして結局のところ、フェラーリとして、僕たちは常に個人よりもグループを重視してきた」「もちろん、エイドリアンは素晴らしいことを成し遂げた。でも、僕たちの側には素晴らしいチームがいる」「今後、僕たちがトップに返り咲くための極めて強力なチームであることに疑いの余地はない」一方、フェラーリは、アストンマーティンへの移籍に同意するまでチームのシャシーテクニカルディレクターを務めていたエンリコ・カルディールの後任も探していた。先週、フェラーリは改訂された技術体制を発表し、メルセデスから加入したロイック・セラがテクニカル・ディレクターに就任することになった。今シーズン2勝を挙げてチャンピオンシップ3位につけているルクレールは、バスールがフェラーリで実現したビジョンに全幅の信頼を置いていると改めて強調した。「この体制には本当に満足している」とルクレールは続けた。「そしてもちろん、チームを可能な限り最高の位置に導き、レースに勝てるようにするのがフレッドの仕事だ」「私はフレッドを200%信頼している。彼のビジョンに完全に賛同しています。フェラーリを毎年改善し、より良くなるために努力し続けるプロセスだ」「そして僕たちは今、このプロセスの真っ最中だ。でも、彼の物事の見方や行動には非常に満足している」