シャルル・ルクレールは、F1モナコGPを前に、フェラーリがイモラで経験したパワーユニットの問題はチームにとって「心配していない」と述べた。イタリアでのレース後、26歳のルクレールはバッテリーのデプロイメントの問題がフェラーリの週末を妨げたと説明し、チームはマクラーレンやレッドブルとは異なるパワー戦略を採用しているようだと語った。
フェラーリはエミリア・ロマーニャGPに向けて一連のアップグレードを持ち込み、当初の予想では、これによりチームが上位2チームとの戦いに躍り出る助けになるだろうと予想されていた。 しかし、金曜日の2回のプラクティスでは好印象を残したものの、アップデートされたパッケージは予選では期待に応えられず、ルクレールとチームメイトのカルロス・サインツはマクラーレンの2台とポールシッターのマックス・フェルスタッペンよりも遅かった。オスカー・ピアストリのグリッドペナルティによりルクレールは表彰台を獲得する道が開かれたが、ピアストリはピットストップのフェーズでサインツを再び追い抜くことができた。母国グランプリを前にフェラーリのF1パワーユニットのパフォーマンスに不安はないかと聞かれたルクレールは「ノー。心配していない」と語った。「もちろん、前回のレースで少しは見にした。ジェッダでも少し目にしたけど、それはすべてを管理する方法の問題だと思う。短期的に変えられるようなものではないから、調べなければならないが、大きな問題ではない」僕たちはしっかり分析を行っているモナコはイモラやジェッダのようなサーキットに比べてパワーへの依存度が低く、ハイブリッドのデブロイメントの効率や有効性がそれほど重要ではないことから、ルクレールはモンテカルロの街中ではそれが決め手になるとは考えていない。にもかかわらず、ルクレールは、フェラーリがこの問題を分析し、残りのシーズンで問題にならないようにしたと語った。「レッドブルとマクラーレンはイモラで良い方向に進んでいたようだ」とルクレールは主張した。「僕たちはそのことで少しタイムを逃したので、それについて調査した」 「ここ(モナコ)では、それほど大きな違いが出るとは思わない。非常に異なる状況にある。」 「でも、残りのシーズンでもあり得ることなので、僕たちはしっかり分析を行っているし、そこから成長できると確信している」