シャルル・ルクレールは、ルイス・ハミルトンとフェラーリF1との交渉について、長期的なF1での将来をスクーデリア・フェラーリに託す前に知っていたことを認めた。フェラーリは先月、ルクレールがスクーデリアとの長期契約を来シーズン以降も延長する複数年契約を結んだと発表した。しかし、ハミルトンが現職のカルロス・サインツに代わってフェラーリに移籍するという衝撃的なニュースの後、ルクレールは2025年から新しいドライバーとコンビを組むことになった。
そのため、ルクレールは蚊帳の外に置かれていたのではないかという憶測もあったが、ルクレールは自分の将来を決める前から、ハミルトンのチャンピオン獲得が間近に迫っている可能性に気づいていたことを明かした。「ある意味で、この種の契約は一夜にしてまとまるものではなく、時間がかかるものだ。契約を結ぶ前に、そのような話し合いがあることは知っていた。だから、契約後に驚かされることはなかった」とルクレールはフェラーリSF-24のローンチでメディアに語った。「あとは、カルロスへのリスペクトから、あまりコメントしたくない。僕たちは素晴らしい年月を一緒に過ごしてきたし、一緒に過ごす期間はあと1年ある」「可能な限り最高の形でフィニッシュできるよう、全力を尽くすつもりだ」「もちろん、ルイスは歴史上最も成功した、最も素晴らしいドライバーであり、多くの経験も積んでいる。それをチームと僕にもたらしてくれるだろう。それは良いことだ」「でも、繰り返しになるけど、カルロスとは素晴らしい仕事をすることができた。僕たちはあと1年協力して、可能な限り最高の仕事をするつもりだ」フェラーリがハミルトンを追いかけていることで、チームとの会話に変化があったかどうか質問されたルクレールは「いいえ、話し合いでは何も変わなかった。僕は自分自身と自分にとって何が良いことなのかに集中しているからね。したがって、要件や条件に変更はなかった。いずれにせよ、僕にとってそれは議論の一部ではなかった」と答えた。「いずれにせよ、チームが透明性を持っていたのは良かった。それを知らなかったとしても、僕にとって何も変わらなかったけどね」ルクレールは、発表後にハミルトンと連絡を取ったと明かし、ハミルトンと同じ条件で戦えることを喜んでいると語った。「ルイスとは話をした。特にすべてが発表されて正式に決まったときには、もちろんお互いにテキストメッセージを送り合った」とルクレールは明かした。「ルイスは偉大なチャンピオンであり、多くの経験と成功を収めている。新しいチームメイトができると、仕事とドライビングの異なる方法を学ぶことができるので、いつも興味深い。新しいチームメイトが7度のワールドチャンピオンとなればなおさらだ」ルクレールは、2016年にフェラーリのアカデミーと契約して以来フェラーリと提携しており、2019年からはF1レースチームの一員として過去5年間で5勝を挙げている。ブランドとの関係が契約に一役買ったことは認めるが、ルクレールはフェラーリがトップに返り咲くことを信じていることが選択の第一要因だと主張する。「もちろん、それは僕の決断の一部だ。家族のような感じだからというだけでなく、何よりも、僕がF1に出る前から僕を最初に信じてくれた人たちだからだと思う」と今回の契約延長について聞かれたルクレールは答えた。「F1ドライバーになるチャンスを与えてくれたし、初ポールポジションと初優勝を飾るに十分なマシンを与えてくれた」「しかし、何よりも僕が長期契約にサインしたのは、このプロジェクトを信じているからだ。そうでなければ、サインしなかった」「私はこのプロジェクトを全面的に信じている。フェラーリを愛しているのは確かだし、それは誰の目にも明らかだと思うけれど、僕はこのプロジェクトを信じているし、数年後にはグリッド上で最高のマシンになる最高のチャンスがあると信じている。だからこそ僕はフェラーリと契約を更新したんだ」
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