シャルル・ルクレールは、2023年F1第17戦日本GPの予選を4位でフィニッシュ。「本当に良いラップ」だったので結果は「少し残念だった」と語った。今週末の鈴鹿はタイヤのデグラデーションが激しく、フェラーリは予選の早い段階でソフトタイヤを多めに使い切ったため、ルクレールとチームメイトのカルロス・サインツは最終的に1回ずつしか走れなかった。
それでもルクレールは最終的に素晴らしい走りを見せ、サインツにコンマ3秒差をつけて2列目を確保した。しかし、夏休み以来初めてサインツを上回ったにもかかわらず、ルクレールはこれほどの好ラップがより良い結果に結びつかなかったことにある程度失望したことを認めた。予選のパフォーマンスに満足したか問われたルクレールは「満足というのは大げさな言葉だけど、自分のパフォーマンスには満足している。本当に、本当に良いラップだったと思うし、何も残されていなかったと思うからので、それでも4番手というのは少し残念だ」ルクレールは、もしフェラーリが昨年の今ごろのようにポールポジションを争える位置にいたなら、予選の走りはさらに「楽しい」ものになっただろうと認めた。「鈴鹿を走るのは素晴らしい気分だけど、あんなに素晴らしいラップを終えたのにコンマ7秒差の4番手というのはちょっとがっかりだね。楽しかったけど、上位を争っていたらもっと楽しめただろうね」シンガポールGPでは予想外の不振に見舞われ、記録的な勝利に終止符を打ったレッドブルだが、鈴鹿では不吉な形で復活を遂げた。マックス・フェルスタッペンは3回のプラクティスすべてでトップに立ち、トップのマクラーレンのルーキー、オスカー・ピアストリにコンマ6秒近い差をつけてポールポジションを獲得した。ルクレールは、フェラーリがフェルスタッペンのレッドブルとマクラーレン勢に対して、序盤のセクターで大半のタイムを奪われたと考えている。「ギャップはクレイジーだ。彼ら(レッドブル)は本当によくやっていた。FP1からすぐに、特に何らかの理由でセクター1では、かなりの量の作業が必要であることを理解した。基本的にセクター1でラップタイムのほとんどを失っているからね」「調べる必要がある。どこに取り組む必要があるのか、現時点でどこがクルマの弱点なのかを理解するのに役立つかもしれないからね」「マクラーレンと比べると、僕らが苦戦しているのはそこなんだ。Q3ではセクター1がすごく良かったけど、まだ離されているからもっと頑張る必要がある」ルクレールはマクラーレン勢の後ろのグリッドに並ぶが、トップのチームメイトから70秒以上離れていたセルジオ・ペレスのレッドブルの前に並ぶことになる。しかし、ルクレールはペレスが明日は大幅に改善するだろうと予想し、フェラーリのレースペースがマクラーレンと同様であるため、オーバーテイクするのは困難になるだろうと予測している。「レッドブル勢はとても優れていると思う。低燃料ではマックスとチェコの間に大きな差があったけれど、高燃料ではかなり接近していたからね」「マクラーレンはレースペースという点では彼らにかなり近いけれど、おそらくフリーエアになるだろうから、彼らを追い抜くのは難しいだろう。でも、戦略やスタートで追い抜くことができるかもしれない。見てみよう」ドライバーたちは金曜日にトラックを走って以来、激しいデグラデーションレベルを記録しており、ルクレールは明日のレースがタイヤマネジメントに支配されたものになると予想している。「そうだね、特に今年は気温が高くてオーバーヒートがひどいので、明日はタイヤのマネジメントと戦略が重要になると予想している」とルクレールは述べた。フェラーリはシーズンを通してタイヤのマネジントに問題を抱えていたが、ルクレールはチームがその問題を克服し始めていると確信している。「タイヤの摩耗に関しては正しい方向に進んでいるように見えるけど、明日はどうなるか確認してみよう」