スクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレールは、2023年F1第8戦スペインGP予選でまさかのQ1落ち。マシンのリアに問題があったと確信していると語った。ルクレールは、セッション中にハンドリングの問題を報告し、レースエンジニアのシャビ・マルコス・パドロスに『リアに何か問題がある』と伝えた。
最終走行前に新品のソフトタイヤへの交換を求めたルクレールだが、19番手タイムにとどまり、グリッドは最後尾となった。最後の走行を終えて、『アウトだよね?』と無線で質問して、その通りだと伝えられたルクレールは『信じられない』と答えた。もう一台のフェラーリのカルロス・サインツJr.がQ3に進出しとえり、ルクレールはクルマのペース不足について「答えはない」と認めた。「データをチェックする必要があるけど、何よりもマシンをチェックする必要がある」とルクレールは語った。「赤旗中に危うくロストしそうになった。時速70kmで走っていたのに、何の警告もなかった」「左コーナーで右リアが本当にひどかった。最初はタイヤのせいだと思ったので、新しいタイヤに交換した。でも、新しいタイヤセットでもまったく同じフィーリングだった。右コーナーはとても良かったけど、左コーナーはまったくダメだった。そこを確認する必要がある」「もしマシンに何かが見つからなかったら、とても驚くだろう」ルクレールは、最終プラクティスではマシンのバランスに満足しており、予選開始までの間にマシンを「ほんの少し」変更しただけだと語った。「だから、それが理由ではない」とルクレールは語った。「セットアップがどうのこうのっていうわけでもない。セットアップはほんの少しの変更したに過ぎない。でも、左コーナーと右コーナーの差が大きすぎた」「僕たちは完全に遅かった」とルクレールは結論づけた。「Q1敗退と言われたときも、それほど驚かなかった」「信じられないと言ったのは、そのフィーリングにとても驚いたからだ。今日のクルマでQ1敗退と言われても、驚きはなかった」