スクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレールは、F1モナコGPの予選中にランド・ノリス(マクラーレン)のラップを妨害したとして、3グリッド降格ペナルティを科せられた。ルクレールはホームレースの予選では3番手だったが、予選終盤でマクラーレンのノリスを「不必要に妨害」したため、3つポジションを落として6番グリッドからのスタートとなる。
リプレイでは、ルクレールがトンネル内でノリスを明らかにブロックし、マクラーレンのドライバーは劇的にリフトオフを余儀なくされたことが示された。当時フライングラップをしていたノリスは、タイムを伸ばすことができず、10番手に終わった。このペナルティにより、エステバン・オコンは3番手、カルロス・サインツとルイス・ハミルトンはそれぞれ4番手と5番手に繰り上がることになる。シャルル・ルクレールの裁定についてスチュワードは「16号車のドライバー(シャルル・ルクレール)、4号車のドライバー(ランド・ノリス)、チームの代表者から話を聞き、ポジショニング/マーシャリングシステムのデータ、ビデオ、タイミングデータ、チームラジオ、車載ビデオの証拠を確認した」と説明した。「ルクレールはQ3の最終ラップを終え、ターン4からターン10までのコンプレックスを走っていた。ノリスは高速周回中で、トンネルの真ん中でルクレールを捕らえ、明らかに妨害された」「両ドライバーは、トンネル内に差し込む光による視界の困難さ、トンネルの片側から反対側へのラインの変化を踏まえ、ルクレールがノリスを妨げることを避けるためにトンネル内で安全に行えたことはほとんどなかったと合意した。実際、スチュワードは、マーシャルが表示した青旗に対してルクレールが賢明な方法で反応したことを確認したが、この時点では遅すぎた」「しかし、スチュワードはチーム無線を確認したところ、ルクレールのチームはノリスの接近について、ノリスがすでに彼の真後ろに来るまで、彼に何の警告も与えていなかった。さらに、トラックの前半部分での議論は完全に競合するドライバーに関するものであり、このトラックで重要な課題である後方のトラフィックに関するものではなかった」「スチュワードは、特にノリスのアプローチがマーシャリングシステム上で明確だったことを考慮すると、ルクレールが適切な時期にチームから警告を受けていれば、トンネルの前に妨害行為を避けるためにできたことはたくさんあったと考えてる。したがって、スチュワードは、この妨害は不必要であったと判断した」「スチュワードは、過去数年間に行われた不必要な妨害の罰則をすべて見直した。すべてのケースにおいて、チームの行動、または不作為が不必要な妨害を軽減することはなかった。したがって、スチュワードは通常のペナルティである3グリッド降格を科した」 この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿 2023年のF1世界選手権 第7戦 F1モナコGP 予選