シャルル・ルクレールは、F1サウジアラビアGPの予選でフロントロウを獲得するほどのペースを見せ、PU交換ペナルティによって12番グリッドからスタートする決勝で上位勢に追いつくことはできるだろうが、レッドブルは「別次元」だと認める。マックス・フェルスタッペンは、3回のプラクティスすべてで圧倒的な強さを見せていたが、Q2でドライブシャフトの問題が発生し、土曜日の予選を早々に終了。ジェッダでのレースは15番グリッドからスタートすることになった。
代わりにレッドブルのチームメイトであるセルジオ・ペレスが、土曜日にポールポジションを獲得。彼のキャリアで2度目であり、どちらもサウジアラビアが舞台だ。フェラーリは、プラクティスセッションを通して上がらないように見えていたが、ルクレールはQ3の終わりに素晴らしいラップを記録し、ペレスに0.155秒遅れてフィニッシュし、予選で2番手タイムをマークした。だが、ルクレールは、シーズンの割り合えてを超えて3基目のコントロールエレクトロニクスを投入したため、10グリッドペナルティがすでに確認された状態で週末に入っており、決勝では12番グリッドからスタートする。このため、ジェッダではフェルスタッペンとともに上位を目指すことになるが、ルクレールは、フェルスタッペンが彼の後ろからスタートしたとしても、レースでレッドブルについていけるかどうかはわからないと語る。「ハッピー? イエスでもあり、ノーでもある」とルクレールは予選終了後に語った。「ペースという点では、とても難しい週末だったと思うけど、自分のラップにはとても満足している。すべてを出し切ったと思う」「一方で、レッドブルは別次元にいて、僕たちは少し苦戦しているので、プッシュし続ける必要がある。それがチームとして行っていることだ」「明日は簡単にはいかないだろう。10グリッドのペナルティがあるから、少し後ろからスタートすることになる。でも、レースに集中して、できるだけ早く上位に返り咲けることを願っている」レース中のスピードという点では、レッドブルの後ろの追走集団は非常に拮抗しているように見えた。土曜日に行われたFP3では、3番手から17番手までのドライバーがコンマ6秒しか離れていなかった。ルクレールとフェラーリのチームメイトであるカルロス・サインツは、フェラーリがライバルたちと比べてどの程度の位置にいるのか分からないが、日曜日のサウジアラビアでは接戦になることを予想している。「レースペースはかなり良さそうに見えたけど、FP2では誰もが全く異なるプログラムを行っているので、比較するのは非常に難しい」「どうなるか見てみるつもりだ。少し良くなったように見えたけど、誰もがレースペースで非常に接近しているように感じるので、簡単にはいかないだろう」