フェラーリF1のシャルル・ルクレールは、F1スペインGPで“2つの問題”によってリタイアすることなったと語り、そのひとつは一度レース続行を諦めてシートベルトを外してしまったことだったと明かした。シャルル・ルクレールは、マクラーレンのランド・ノリスと10位をかけてバトルをしていた36周目に最終シケインでコントロールを失った。リプレイ映像では、エンジンがカットオフされ、ホイールがロックしたことによるスピンだった。
コース付近でストップしたことで一時は赤旗かと思われたが、シャルル・ルクレールはエンジンを再始動させて走行。だが、ガレージに戻ってリタイアとなった。フェラーリは、シャルル・ルクレールの問題は電気系だと語ったが、レース後のインタビューでルクレールは実際には2つの問題に見舞われていたと付け加えた。シャルル・ルクレールは、フェラーリがSF1000を再始動するように要求する前にレースを諦めてシートベストを外していた。再始動はうまくいったが、無線で『シートベルトをしないで走ったら怒られるよね』とチームに伝えてピットに戻った。チームはシートベルトの問題を解決しようと試みたが、最終的にリタイアさせることを決断した。「正直に言うと2つの問題があった」とシャルル・ルクレールは語った。「エンジンがオフになった。実際にはエンジンだけでなくマシン全体がオフになり、リアホイールが完全にロックした。何が起こったのかわからない。チームもまだ何が起こったのかわかっていないので調査する必要がある」「問題の後、エンジンを始動させようとしたけど、始動しなかった。だから、シートベルトを外して降りる準備をしていた。でも、彼らは僕に最後にもう一度試してみるように頼んだ。最後に実際に再び動いた。ピットに入ったのはシートベルトを締め直さなきゃならなかったからだ」シャルル・ルクレールは、この出来事がなければ、6位フィニッシュも可能だったと考えている。「正直に言って、それほど悪いレースではなかった。6位前後でフィニッシュする良いチャンスがあった」とシャルル・ルクレールは語る。「ソフトでの終盤は非常に速かったし、その後ミディアムではトラフィックに引っかかってそれを示すことができていなかったけど、僕の側では1ストップを計画しており、問題が発生するまでかなりうまく機能していたと思う」