フェラーリのシャルル・ルクレールは2月8日(土)、2021年のF1世界選手権から導入されるピレリの18インチのF1タイヤのテストを実施。ヘレス・サーキットで130周を走りこんだ。F1は、2021年に競技、技術、財政規則を見直されるタイミングで13インチタイヤから18インチタイヤに切り替える。F1直下のフィーダーシリーズであるFIA-F2にはF1に導入する前に2020年シーズンから18インチタイヤが導入される。
ピレリのツィートによると、早朝は霧の影響でヘリコプタプターが飛行できないため、テストの開始が遅れたが、その後は気温20℃、路面温度25度の午前中に53周を走行、午後には77周を走破し、フェラーリとして初の18インチタイヤのテストで合計130周を走りこんだ。昨年、ルノー、マクラーレン、メルセデスがすでにピレリの18インチタイヤをテストしていたが、フェラーリは2020年の開始までトライアルを延期していた。今回のテストでは新しいハードウェアを試すことは許されず、18インチタイヤに対応して改良されたSF90の“ミュールカー”を使用。ライバルに対してアドバンテージを得ることはない。だが、シャルル・ルクレールは、2月19日に迫った最初のプレシーズンテストに向けて早くに始動する機会を得られたことに満足できたようだ。。「そうだね、クルマに戻れてよかったよ。2020年の最初のテストデーが終わった!」とタイヤテストを終えたシャルル・ルクレールはソーシャルメディアに投稿した。フェラーリの2020年F1マシンは、2月11日(火)にレッジョ・エミリアのムニキパーレ劇場でメディアに披露される。発表会には、シャルル・ルクレール、セバスチャン・ベッテル、そして、チーム代表のマッティア・ビノットを含めた幹部が出席する。その後、F1はプレシーズンテストがスタート。2月19日~21日、2月26日~28日と3日間のテストが2回行われる。3月15日のシーズン開幕戦に向かう前に、フェラーリは再び18タイヤのテストを実施する。次回は3月6日にフィオラノで18インチのウェットタイヤをテストする。ウェットタイヤをテストできるのは上位3チームのみで、メルセデスとレッドブルは雨のコンディションをシミュレートできるポール・リカール・サーキットでテストを実施する。その後、ルノーとメルセデスは、バーレーンGP後の3月24日~25日にバーレーンでタイヤテストの任務に就く。スペインGP後の5月12日~13日にはレッドブル、アルファロメオ、ルノーがバルセロナでテストを実施。鈴鹿サーキットでは10月13日と14日にハースF1チームがテストを行う。12月のポストチームテストでは、全チームが18インチのコンパウンドで走行する必要がある。2020年のピレリのタイヤテストスケジュール全体は以下の通り。2月8日:フェラーリ - ヘレス3月5日:フェラーリ = フィオラノ(ウェット)3月24日:ルノー - サキール3月25日:メルセデス - サキル5月12日:レッドブル/アルファロメオ/ルノー - バルセロナ5月13日:レッドブル/アルファロメオ - バルセロナ5月26日:レッドブル - ポールリカール(ウェット)5月27日:レッドブル - ポールリカール(ウェット)7月7日:アルファタウリ - レッドブル・リンク7月8日:アルファタウリ - レッドブル・リンク7月21日:レーシングポイント/ウィリアムズ/マクラーレン - シルバーストン7月22日:レーシングポイント/ウィリアムズ - シルバーストン9月8日:マクラーレン - ポール・リカール9月9日:メルセデス/フェラーリ - ポール・リカール9月10日:メルセデス - ポール・リカール(ウェット) 9月11日:メルセデス - ポール・リカール(ウェット) 10月13日:ハース - 鈴鹿サーキット10月14日:ハース - 鈴鹿サーキット
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