フェラーリの元会長ルカ・ディ・モンテゼーモロは、シャルル・ルクレールは“彼の世代でベスト”=“マックス・フェルスタッペンよりも優れたドライバー”だと考えている。シャルル・ルクレールは前戦ベルギーGPでF1初優勝。フェラーリに今季初、そして、1年ぶり勝利をもたらした。この結果、ルクレールはドライバーズ選手権でセバスチャン・ベッテルとの差を12ポイントに縮めている。
この結果により、イタリアメディアではセバスチャン・ベッテルがチーム内でのリーダーシップを失っているとの見方が強まっている。しかし、ルカ・ディ・モンテゼーモロはその意見には同意していない。「セバスチャンはスパでの勝利にとって極めて重要だったし、非常に重要なままだ。セバスチャンがあそこで仕事をしていなければ、ルクレールがレースに勝っていたかどうかはわからない」とルカ・ディ・モンテゼーモロは Autosport にコメント。「現在のドライバーデュオは非常に強力だが、ベッテルは困難なシーズンを過ごしている。だが、それは普段の生活で誰もが経験することだ。ベッテルが突然セカンドドライバーになったわけではない。ベッテルがファーストドライバーであり、ルクレールはファーストドライバーになるために頑張っている。したがって、2人のトップドライバーがチーム内にいることは良いことでしかない」ルカ・ディ・モンテゼーモロは、シャルル・ルクレールが彼の世代で最も完成されたドライバーだと語る。「シャルルは昨シーズンにアルファロメオですでに速かった。だが、彼はフェラーリでいくつかミスもしている。彼は非常に自分を厳しい批判し、ミスからすぐに学んでいる。そういった意味では彼はニキ・ラウダに似ている」「ルクレールは非常にスマートで速さもある。彼は予選だけでなく、レースでもそれができる。完成されたドライバーであり、新世代のベストだ。シンプルに彼は彼の世代のベストであり、それはF1において欠くことのできないことだ」
全文を読む