フェラーリのF1チーム代表マウリツィオ・アリバベーネは、シャルル・ルクレールとの契約が2022年までの長期契約であることを明らかにいた。フェラーリは、9月11日(月)に2019年のドライバーとしてキミ・ライコネンに代えて20歳のシャルル・ルクレールの起用を発表。フェラーリの歴史のなかで2番目に若いドライバーとなる。
マウリツィオ・アリバベーネは、シャルル・ルクレールがフェラーリ・ドライバー・アカデミーのドライバーとして加入した際から契約には最終的なフェラーリへの昇格が盛り込まれていたと明かした。「2015年11月に私はシャルルとフェラーリ・ドライバー・アカデミーで最初の契約を締結した」とマウリツィオ・アリバベーネはコメント。「その契約で我々はすでに(アンドニオ)ジョビナッツィと同じようにF1での彼の未来をデザインし、コミットし、サインし、書いていた」「それは我々がフェラーリ・ドライバー・アカデミーを運営する方法に少し変化させるが、将来にむけてどのように才能を育てていくかを意味するものだった」「そのため、シャルル・ルクレールは大きなサプライズではない。彼はF1で才能のあるドライバーのひとりだ」「彼は我々と一緒に育ってきたし、我々と共に彼のキャリアを継続していくことを期待している。少なくとも2022年までは確実だ」「このような選択をする際には、短期的なコミットメントだけでなく、長期的にも見ていかなかければならない」「最初のミスは、このような男にあまりに多くのプレシャーをかけすぎることだ。潜在的にそれは大きなミスになりかねない」マウリツィオ・アリバベーネは、キミ・ライコネンに代えてシャルル・ルクレールを起用するという最終判断を下したのは自分だが、ライコネンを評価いていなかったわけではないと語る。「この決断は、人間として、そして、ドライバーとしてのキミへのリスペクトとは関係のないことだ。だが、選択をしなければならないとき、チームの将来を考えるならば、我々は正しい選択をしたと思う。我々にとっても、キミにとってもね」とマウリツィオ・アリバベーネは語った。また、マウリツィオ・アリバベーネは、モンツァでキミ・ライコネンに来季は起用しないということを伝えたのは適切なことだったと主張した。「キミとの関係は非常に良いものであり、彼もそれは理解している。彼にこのことを伝えるだけの問題ではない。プロセスを通じて彼と進めてきたことだ」とマウリツィオ・アリバベーネはコメント。「彼は『あなたに気持ちを変えてほしい』などとは言わなかった」「彼はプロフェッショナルなドライバーだ。その後、私は『彼にモンツァで伝えるのは間違ったタイミングだ』といったようなことを多く耳にした」「ベルギーで彼に伝えていたら、彼はレースに勝っていただろうか? キミはポジションは変わらなかったし、ベルギーで彼に伝えるのは間違いだった」「適切な時期は契約書には書かれていない。だが、契約書に書かれているのは、我々はドライバーと契約するとき、プロジェッショルなドライバーと契約を結ぶということだ」