シャルル・ルクレールは、フェラーリに移籍してF1ワールドチャンピオンを獲得し、友人だったジュール・ビアンキに捧げたいという想いを打ち明けた。フェラーリの育成ドライバーであるシャルル・ルクレールは、デビューイヤーとなった今年、5度のポイントフィニッシュを成し遂げており、2019年にキミ・ライコネンに代わってフェラーリに移籍すると噂されている。
シャルル・ルクレールは、2014年のF1日本GPでの事故で翌年7月に他界したジュール・ビアンキと非常に親しい友人だった。当時、ジュール・ビアンキは、今のルクレールと同じようにキミ・ライコネンに代わってフェラーリへの移籍が噂されていた。シャルル・ルクレールは、子供のレースへの愛情を高めていくなかでジュール・ビアンキがいかに重要な役割を果たしてくれたかを Crash.net のインタビューで語った。「彼はとても重要な存在だった。僕の父と彼の父は親友で、僕たちの家族はとても親しくしていた」とシャルル・ルクレールはコメント。「僕は彼のトラックで初めてカートを走らせたし、そこに彼がいた。そのあと、僕たちはたしか毎週水曜日と週末にレンタルカートで一緒に走っていたと思う。おそらく僕のレースでの最高の思い出だ。とっても楽しかったし、本当に多くのことを学んだ」「彼の方が年上だったし、いつも彼を倒そうと頑張っていた。それらはとても良い思い出だ。でも、彼はメンター以上の存在だった。とても親しい友人でもあったし、家族のような存在だった」フェラーリでF1を戦うことはジュール・ビアンキを称えるための良い方法ではないかと質問されたシャルル・ルクレールは「そうだね、間違いない。おそらく彼の方が僕よりもその場所に相応しかっただろう」とコメント。「いつか僕がそこにいるチャンスがあれば、タイトルを獲得するために全力を尽くすつもりだ。彼が勝ち取るに相応しかったことのためにね」シャルル・ルクレールが2019年にフェラーリに移籍できるかどうかはわからない。7月21日(土)、シャルル・ルクレールのフェラーリ昇格を推していたセルジオ・マルキオンネ会長が辞任。セバスチャン・ベッテルはキミ・ライコネンの残留を推しているとされている。シャルル・ルクレールについてセバスチャン・ベッテルは「シャルルはどのみち素晴らしいキャリアを過ごすことになると思う。彼は素晴らしい男だ。彼は速いし、すべてを兼ね備えている」とコメント。「彼は焦る必要はない。彼はまだ若いからね。でも、若いときは常にいろんなことを焦ってしまうものだよね!」「いつになるか、どのようになるか、最終的にチームメイトが誰になるかはわからない。でも、それは僕にとってはあまり問題ではない、僕に関しては来年どこにいるかははっきりしているし、彼ら二人(シャルル・ルクレールとキミ・ライコネン)ともチームに合っていると思うよ」
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