ザウバーの新人シャルル・ルクレールが、F1アゼルバイジャンGPで6位入賞でF1初ポイントを獲得。チームに2015年のロシアGP以来のベストリザルトをもたらした。昨年のGP2を圧倒的な強さでチャンピオンを獲得したフェラーリの育成ドライバーであるシャルル・ルクレール(20歳)がその才能の片鱗をみせた。13番グリッドからスタートしたルクレールは、終盤にターン1でフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)を華麗にオーバーテイクし、F1初入賞となる6位でフィニッシュした。
6位という結果は、2015年のロシアGPでフェリペ・ナッセが記録して以来の結果となる。シャルル・ルクレールは、ザウバーにはミッドフィールドで戦える戦闘力があると考えており、この結果を残りのシーズにむけての弾みにしたいと語る。「チーム全体にとって驚くべき週末だし、今後たのめの良い後押しになる。僕たちはこれを根付かせて、全てのレースで向上していくために作業をしていく必要がある。今日はこの瞬間を楽しむべきだし、明日からまたバルセロナのための作業に戻ろう」とシャルル・ルクレールはコメント。「現時点で僕たちは予選ペースよりもレースペースの方が強いし、FP2でそれを本当に実感していた。今後は軽い燃料でのペースをもっと良くするために調べていく必要がある。それができれば、僕たちはとても競争力があると思う。レース序盤のレースペースは本当に素晴らしかったけど、終盤に燃料が軽くなったときは少し苦労したからね。でも、6位でフィニッシュできたのはクレイジーだね」シャルル・ルクレールは将来のフェラーリのドライバー候補と目されており、早ければ来シーズンにもそれが実現する可能性はある。レース後にはフェラーリの技術代表を務めるジョック・クリアが祝福に訪れていた。「自信という点でとても重要な結果だし、全てをまとめれば良いレースができるとわかったのは嬉しいことだ。もちろん状況に助けられた部分もあるけど、僕たちはここでチャンスを掴んだし、それは素晴らしいことだ」「最初の2戦はとても難しかったけど、上海は僕にとってはるかにポジティブだった。レースはそれほど良くなかったけどね」「ジョックがおめでとうと言いに来てくれたし、そうだね、素晴らしい気分だ。後でマウリツィオ(アリバベーネ:フェラーリ チーム代表)にも会いに行く予定だ。もちろん、僕はまだフェラーリと非常に緊密に繋がっているし、彼らみんながとても喜んでくれているのを見るのはとても嬉しいことだ」
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