カルン・チャンドックは、今週末のF1ドイツGPでのレース復帰が2012年にチーム・ロータスのシートを確保するチャンスだと考えている。2010年のF1イギリスGPを最後にレースから遠ざかっていたカルン・チャンドックだが、今週末のニュルブルクリンクでヤルノ・トゥルーリに代わってチーム・ロータスからレースに出場する。
今回のレース出場は1回限りだとみられているが、カルン・チャンドックは2012年のフルタイムのシートを目指していると述べた。「来年はロータスで復帰したいね」とカルン・チャンドックはコメント。「来年はここでフルタイムでレースをしたい」「トニー(フェルナンデス)は、いつかアジア人ドライバーを起用したと言っていた」「なので、内部的な尊敬を得るには良いチャンスだと思っている。楽しみにしている。GP2で知っているサーキットだけど、学ぶことは他にもたくさんある」今年チーム・ロータスのリザーブドライバーを務めるカルン・チャンドックは、ヴァージンとHRTのドライバーを上回ることが目標であり、チームメイトのヘイキ・コバライネンを倒すことは難しいだろうと認めた。「幸いなことに3日間の直線テストができたし、シルバーストンでは金曜日に走行した。かなり役に立ったし、それほどペースは遅れていなかった」「ここでは現実的だし、一歩ずつ進んで、明日どうなるか見てみるつもりだ」「誰と話をするか次第で予想は常に変ってくる。2つのクリーンなセッションができれば素晴らしいし、そのあと僕たちがどの位置にいるか見てみようと思う。現実的な予想は4人(ヴァージンとHRT)の前にいることだと思っているけど、ヘイキの前にいることを予想するのは非現実的だ」「言ったように、チーム内の人々がどのような期待をしているかはわかっているので、基礎を築くには良いチャンスだ。金曜日から日曜日までの進歩を見ることが彼らが望んでいることだ。トニーは週末を通して進歩を示さなければならないと話していた。それが彼らが望むことだ」