ケータハムの運営を引き継いだ管財人は、現在、F1チームの新しい買い手を探しており、F1アメリカGPとF1ブラジルGPに参戦しないことはほぼ確実となっている。不参加の計画について最終的な決定はまだなされていないが、管財人は、F1最高権威者であるバーニー・エクレストンから、将来を確保することに取り組むためにF1アメリカGPおよびF1ブラジルGPを欠席することを免除されたことを明らかにした。
エンガーベストとコリン・コレスによるマネジメントチームは、24日(金)にチーム運営から手を引くことを決定。ケータハムF1チームは、管理会社のスミス&ウィリアムソンに引き継がれた。金曜日にスミス&ウィリアムソンによって出された声明では、チームの株式保有を引き継ぐことを含めたその動きは、チームが存続するために新しい買い手を見つける可能性を押し上げるはずだと述べた。また声明では、管財人のフィンバー・オコンネルが、状況を前進させるためにバーニー・エクレストンにサポートを求め、今後2戦を欠席する可能性について話したと記載された。「本日、フィンバー・オコンネルとバーニー・エクレストンの間で電話会議が行われ、エクレストン氏は、将来を支える財政力のあるパーティにF1チームを売却するという管財人の願いをサポートすることで合意された」「エクレストン氏は、必要であれば、US GPとブラジルGPを欠席できるようケータハムF1チームに面蔵を与えることにも合意した。だが、アブダビGPでチームがレースをできる立場にあることを望んでいる」スミス&ウィリアムソンは、いくつかの利害関係者がチーム買収に関心を示しており、今後数週間で契約がまとまることを願っていると述べた。フィンバー・オコンネルは「我々は、この取り決めがレースチームとその債権者によって良い結論に達することができる非常に良い可能性を与えてくれると信じている」とコメント。「これはチーム全体にとって素晴らしい前進であり、より魅力的なことではあるが、F1チームの売却が成立するまで、1MRTのスタッフがリーフィールドの拠点に戻る必要はない」「難しい状況だ。我々は1MRTの従業員個人への影響を残念に思っている。CLS(ケータハム・スポーツ社)の管財人である我々は、その債権者と他の投資家のために結果を最大化させようとしている」