小林可夢偉に代わってF1ベルギーGPでのケータハムのシートを手にしたアンドレ・ロッテラーだが、完全にF1に転向することは考えていないようだ。スパ・フランコルシャンでは、アンドレ・ロッテラーの衝撃的なF1デビューが大きな話題を呼んでおり、DPA通信 は、F1ベルギーGP開幕前日の21日(木)には現役ワールドチャンピオンのセバスチャン・ベッテルの囲み取材よりも多くの報道陣がアンドレ・ロッテラーのインタビューに詰めかけたと伝えた。
セバスチャン・ベッテル自身「たとえベストなクルマに乗れないとしても、アンドレは間違いなくF1にふさわしい。カート時代、彼はアイドルの一人だった」と述べた。Sport Bild は、アンドレ・ロッテラーのスポンサーには元グランプリドライバーであるベルトラン・ガショーがオーナーを務める“Hype Energy(ハイプ・エナジー)”がついている報じた。アンドレ・ロッテラーのマネジャーを務めるヴェルナー・ハインツは、「実際、ガショーはF1にハイプを持ち込みたがらなかったが、ベルギーにアンドレが参戦するアイデアはもったいなさすぎた」と述べた。また、ヴェルナー・ハインツは、ル・マンのウィナーである32歳のアンドレ・ロッテラーがケータハムからF1に参戦するのは“一度限り”だと認めている。しかし、ル・マンと並行して、日本のスーパーフォーミュラにも参戦するアンドレ・ロッテラーが、鈴鹿で再びケータハムのステアリングを握る可能性も報じられている。ドイツ生まれのベルギー育ちであるアンドレ・ロッテラーは「失うものは何もなかったので、ケータハムのオファーを受けたんだ」と Speed Week に述べた。現在、アンドレ・ロッテラーは、アウディのWECワークスチームの契約下にあるが、今週末は公式行事がないため何の問題もなくF1に送り出してくれたと述べた。「アウディはすぐに応じてくれたし、とても喜んでくれている」「日本(ペトロナス・チーム・トムス)はあまり喜んではいなかったけどね。ここに来るせいで茂木でのレースに参加できないので。でも、僕がここにいるからといって、F1への夢を見始めているということではない。アウディを離れるつもりはない。僕はクレイジーではない」
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