ケータハムのチーム代表シリル・アビテブールは、F1カーが運転しやすくなっていることが、F1でポイントを獲得するのをより難しくしていると考えている。2010年にF1に参入したケータハムとマルシャは、1ポイントも獲得することなく、4シーズンを終了。2チームは、F1で参戦以来ポイントを獲得できていないというチーム記録を更新している。
過去10年間で、ポイントを獲得できる順位は、トップ6、トップ8、トップ10と広げられており、それらの変化とともに完走率も改善している。「正直、信頼性はちょっとクレイジーなほどだ」とシリル・アビテブールはコメント。「数年前は、信頼性によって完走できないクルマが何台もいた」シリル・アビテブールは、サーキットとクルマの変化が、ドライバーがミスをしてリタイアを喫する可能性をより低くしたとも考えている。「新しいトラックも、我々があまり話さないことだ」「ドライバーはサーキットに出ていき、戻ってくることができる。ターン1で事故があったとしてもね。膨らんでも、戻ってくることができる」「私自身はドライバーではないが、クルマも運転しやすくなったと思っている」「ドライバーは限界までクルマを攻めることができるが、それでもお互いに非常に接戦だし、きちんとクルマを操縦したり、戻ってきたりすることができる」「限界を超えたことに対するペナルティはない」「必ずしもドライバーが10年前よりもかなり良くなっているとは思わない。トラックレイアウト、クルマ、あらゆるダイナミックシステムの組み合わせによるものだと思う」シリル・アビテブールは、ケータハムがよりドライバーに易しいサスペンションシステムを導入したことで、ギド・ヴァン・デル・ガルデのミスが劇的に減ったと述べた。「我々はクルマがどれくらい良くなり、どれくらい簡単になったかを見ることができたし、それがギドのためになった」「彼はシーズン序盤に苦しんでいた。それはドライバーとして彼が改善したからであることもわかっている」「全体的に彼は改善した。しかし、新しいシステムを導入することでドライバーのパフォーマンスを黒から白に変えることができる」