ケータハムは、F1スペインGP初日のフリー走行で、ギド・ヴァン・デル・ガルデが19番手タイム、シャルル・ピックが21番手タイムだった。午前中はヘイキ・コバライネンが走行を担当した。ヘイキ・コバライネン「メカニカルトラブルによってかなりの時間を失ってしまったけど、僕にとってはかなり良いセッションだった。一旦それが解決したあとはプログラムに取り掛かることができたし、結局1つの走行を失っただけで済んだ。FP1はウェット路面でスタートして他の全員も走行時間が限られていたので、相対的なロスは最小限だった」
「セッションではここに持ち込んだ新しいパーツをバック・トゥ・バックで比較していく作業がメインだったし、クルマはバーレーンで走らせたものよりも全体的にずっと感覚が良くなっていた。特に中速コーナー、そして低速と高速ターンの両方でバランスは改善しているので、より楽に攻めることができた。でも、今日はドライでのラップがほとんどできなかったので、今回のレースのために持ち込んだパッケージからどれくらいのゲインが得られているかを伝えるのはまだ時期尚早だ。残りの週末は天候がもっといいと思うので、FP2とFP3で新しいパーツを最大限に生かすためにもっと多くのことを学んでいく。でも、土曜日の午後と日曜日になってみないと僕たちや他の全員が実際にどの位置にいるかを把握することはできない」ギド・ヴァン・デル・ガルデ (19番手)「午前中の天候によって、望んでいたほど多くの走行ができなかったけど、それでも新しいパーツを装着したクルマの感覚には満足している。そのセッションではKERSがなかったので1周につきコンマ3秒くらい落としていたけど、僕たちは新しいパーツのテストに集中していたし、タイムはOKだったけど、できるだけ多くのデータを集めることの方が重要だった。午後のセッションでは、アップグレードパッケージの評価を続けた。僕たちは確実に前進を果たしている。ミディアムタイヤでのクルマはショートランとロングランの両方でバランスが良かったし、あのコンパウンドではかなり良いペースを示せたと思う。でも、ハードタイヤでのコーナーの進入でのククルマの挙動に取り組んでいく必要がある。それに対して、コーナーの出口でのトラクションはずっと良くなっているし、それは本当にポジティブな兆候だ。これから、いつものように金曜日の遅くまで過ごしていく。予選でできる限りハードに攻めることができて、日曜日のレースで良い状態にいられるよに全体的なセットアップの改善に集中していく」シャルル・ピック (21番手)「FP1に関与しなかったので、FP2で新しいパーツを試すのを楽しみにしていた。最初の走行でクルマは低速コーナーと中速コーナーであまりに多くのアンダーステアが出ていたので、いくつかメカニカル面を調正した。バランスは3〜4回目の走行で改善していった。タイヤデグラデーションはどちらのコンパウンドでもそれほど悪くはなかったけど、できるだけ早くタイヤを効率的に働かせられるようにもっとタイヤに熱を入れることに取り組んでいる。今夜はそれを調べていくつもりだし、そこからかなり多くのタイムを引き出せると思うので、全体的なバランスを改善させるためにここに持ち込んだ新しいパーツとのセットアップをどのように改善できるかを調べていく。バーレーンを終えた位置から改善することが狙いだ」関連:・F1スペインGP フリー走行2:セバスチャン・ベッテルがトップタイム・F1スペインGP フリー走行1:フェルナンド・アロンソがトップタイム
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