ケータハムのチーム代表トニー・フェルナンデスは、ヤルノ・トゥルーリとヴィタリー・ペトロフに代えたのは「新しい才能を取り入れたかった」からだと述べた。ヤルノ・トゥルーリとヘイキ・コバライネンのドライバーラインナップは、ロータス・レーシングとチーム・ロータスを名乗っていた最初の2年間、チームがコンストラクターズ10位でフィニッシュすることを助けた。
しかし、ケータハムは変化の時だと捉え、ヤルノ・トゥルーリとヴィタリー・ペトロフを交代することを決定。トニー・フェルナンデスは、チームはヤルノ・トゥルーリを解雇する適切なタイミングだと感じていたと述べた。「ヤルノは、我々のチームの最初の2年間で信じられないくらい重要な役割を果たしてくれた」とトニー・フェルナンデスはコメント。「彼とヘイキは2人とも、最初の2シーズンで10位でフィニッシュするために必要としていた経験と前進を与えてくれたし、水準を設定するためには、彼らが我々に加わる以前いたチームを忠実に描写する必要があった」「2011年、ヤルノは非常に重要なチャンピオンシップ10位を固めることを助けるポジションでフィニッシュしたが、彼はおそらくF1での時間が終わりに差し掛かっていると言える一番の人物だった。彼は長く非常に成功したキャリアがあったし、我々は、最初の2年間に彼と働くことができたことを非常に感謝している」「だが、我々は新しい才能を取り入れたかった。ヴィタリーはチームにとって素晴らしい掘り出し者であることがわかった。彼は速く、優秀だし、すぐにチームに溶け込んだ」「彼はかなりおとなしいと言う人もいたが、真実は正反対であることがわかった。彼はハングリーだし、トップに食い込める才能があることを非常に証明し続けたがっている。そして彼にはたいへんユーモアのセンスがある」「彼はガレージに新しいエネルギーをもたらしているし、我々全員が、彼が我々といることを喜んでいる」ケータハムは、今年も10位が現実的な目標だとしながらも、ミッドフィールドと対等に戦えることを目指している。「我々が達成可能なことはわかっているし、ミッドフィールドに食い込むことは大きなチャレンジだ。なので、再び10位になることが理にかなった目標だ。我々が達成するために全員をプッシュしたと思っている“精一杯”の目標は、ミッドフィールドの集団と戦うことだ。オーストラリアで示したペースを振り返れば、それは可能な範囲だと思う」「昨年いた位置と2012年をスタートした位置とのデータ比較を見ると、我々が改善していることは明らかだ。数チームだけがタイムを見つけているし、我々はそのひとつだ。今は予選パフォーマンスを改善し、万全な信頼性を確実にできるように懸命に作業を続ける必要があるし、我々は決して諦めない」