グループ・ロータスの親会社プロトンは、ロータスの名称論争を法定外で和解させる意向のままだが、トニー・フェルナンデスから財政的な要求を飲むつもりはないと述べた。最近、チーム・ロータスを名乗る1マレーシアのトニー・フェルナンデスは、名称論争を解決させるために1000万ドル(約8億3000万円)の示談金を提案されたことを明らかにしていた。
グループ・ロータスは、今年ルノーのタイトルスポンサーとしてF1に参入。今シーズンはチーム・ロータスとロータス・ルノーGPという2つのロータスが存在することになり、法廷論争へと繋がっている。プロトンは17日(木)に声明を発表。トニー・フェルナンデス側が問題を解決させるために3500万ドル(約29億万円)〜6000万ドル(約50億円)を要求してきたことを明らかにした。声明によると、トニー・フェルナンデス側は、示談金のなかでチーム・ロータスの名称権の売却だけでなく、新しいブランドの開発やマーチャンダイズやスポンサー収入の損失といった他の要素も望んでいる。プロトンは、名称権にしかお金を支払うつもりはないと主張した。「1マレーシアは、彼ら自身の問題を補償するようなあらゆる意図と目的で我々に要求できるわけではない」だがプロトンは「理にかなった正当な提案」があれば、まだ和解の可能性はあると述べた。関連:・ロータス・ルノーGPとは・チーム・ロータスとは