チーム・ロータスは、2011年のテストドライバーとしてダビデ・バルセッキ、ルイス・ラジアの2名と契約すると 422race.com が報じている。2009年のGP2アジアチャンプオンであるイタリア人のダビデ・バルセッキ(24)は、昨年のアブダビ若手ドライバーテストにヒスパニア・レーシングから参加し、印象的なパフォーマンスをみせたことでヒスパニアのレースドライバー候補に名前があがっていたドライバー。
ヒスパニア・レーシングのチーム代表コリン・コレスも「イタリアは彼を支援するべきだ」とコメントするなどバルセッキを評価していたが、バルセッキはペイドライバーの起用を明言しているヒスパニア・レーシングの要求に沿った資金を集められなかったようだ。同サイトによると、ダビド・バルセッキは、3月のバーレーンテストでチーム・ロータスと半日間のテストを実施し、オーストラリアGPとマレーシアGPの金曜フリー走行に出走するいう。ルイス・ラジアは、昨年ヴァージン・レーシングと1年間のテストドライバー契約を結んでいたが、若手ドライバーテスト以外ではあまり多くの走行機会を得ることができなかった。そのため、彼のスポンサーは、ヴァージンとの契約を終了し、チーム・ロータスとの契約を望んだとみられている。報道によると、ルイス・ラジアは2011年の5つのグランプリで金曜フリー走行に出走するとしている。昨年チーム・ロータスのスポークスマンは、リザーブ兼テストドライバーが2011年からGP2に参戦するトニー・フェルナンデスの「チーム・エアアジア」から選ばれると述べていた。F1ジャーナリストのアダム・クーパーは「二人は、姉妹チームのエアアジアGP2チームで走るとみられ、金曜日の走行はGP2のコミットメントのないヨーロッパ外になるだろう」と自身のブログで述べた。チーム・ロータスは、2011年F1マシン「TL11」を1月31日にサイト上で初公開する。関連:・チーム・ロータス、TL11を1月31日に公開 - 2011年1月26日・カルン・チャンドック、チーム・ロータスとのリザーブ契約をほのめかす - 2011年1月24日・チーム・ロータス、チーム・エアアジアからリザーブドライバーを選出 - 2010年12月15日・ヒスパニア・レーシング、ダビデ・バルセッキの起用を望む? - 2010年11月18日