カルロス・サインツJr.は、ウィリアムズの開発停滞について、チームの風洞と実車の相関に問題がある可能性を示唆した。2026年F1イギリスGPで投入した新型フロントウイングでも期待した改善は得られず、レーシングブルズとの差は依然として大きいという。カルロス・サインツJr.は、2026年の新レギュレーションへの対応でも課題を抱えていると分析し、ファクトリーへ戻って開発プロセスそのものを見直す必要があるとの認識を示した。
新型フロントウイングでも改善を確認できず2026年F1イギリスGPの週末、ウィリアムズは新しいフロントウイングを投入して性能向上を狙った。しかし、カルロス・サインツJr.によれば、その効果は期待したほど表れなかった。DAZNの取材に対し、サインツJr.は風洞データと実際のパフォーマンスに食い違いがあるとの見方を示した。「いろいろなことを試して、このフロントウイングを機能させようとしている。でもチームには何かうまくいっていない部分がある。それは風洞だ」「レーシングブルズとの差を縮めるような改善が見つかっていない。彼らは7~8分の1秒も速い。僕たちはまだ非常に離されていて、どう改善するかを考えなければならない」新レギュレーションへの理解不足も課題サインツJr.は、単に開発が停滞しているだけでなく、2026年から導入された新しい空力レギュレーションへの理解そのものが十分ではないと考えている。「変わったのはレギュレーションだ。空力性能を見つける方法も去年とは違っている」「僕たちは、この空力やレギュレーションを完全には理解できていないのは明らかだ。他のチームと同じペースで改善できていないからね」さらに、シーズン序盤からマシンの基本性能もライバルより劣っていたことを認め、抜本的な見直しが必要だと語った。「シーズン開幕時と同じように、ベースとなるマシンも良くなかった。だからファクトリーへ戻って、何をしても状況が改善しない原因を考え直す必要がある」ウィリアムズは2026年シーズンを通じて開発の遅れに苦しんでおり、サインツJr.の発言は、単なるアップグレード不足ではなく、開発手法や風洞と実車の相関といった根本的な課題を抱えている可能性を示すものとなった。