フェラーリを離れウィリアムズに移籍したカルロス・サインツJr.が、古巣フェラーリで続いている騒動について質問され、“カーミット(カーミット・ザ・フロッグ)が紅茶をすするミーム”になぞらえて「僕の知ったことじゃない」とコメントした。フェラーリはサンパウロGPでダブルリタイアを喫し、コンストラクターズ選手権4位に後退。さらにジョン・エルカーン会長はルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールに対し「もっと運転に集中して話す量を減らすべきだ」と発言し、物議を醸していた。
サインツ「紅茶をすするカーミット、それが今の僕」フェラーリのシートをハミルトンに譲ったサインツは、2025年から加入したウィリアムズでアゼルバイジャンGPのサプライズ表彰台を獲得。一方、フェラーリに移籍したハミルトンは依然として初表彰台を飾れていない。サインツは F1ラスベガスGP を前に Sky Sports F1 の取材にこう語った。「どう言うんだっけ、“それは僕の知ったことじゃない”って。まさにあの紅茶を飲んでいるカーミットのミーム、それが今の僕だよ。“僕のビジネスじゃない”。」サインツが参照したのは、Lipton の “Be More Tea” から広まった世界的に有名なミームで、他人のドラマを傍観する象徴的な画像として知られている。エルカーン会長の“公開注意”に疑問の声フェラーリ会長ジョン・エルカーンの「もっと運転に集中せよ」という公開叱責については、複数の元ドライバーや解説者から批判の声が上がっている。Sky Sports F1 のアンソニー・デビッドソンはこう指摘した。「かなり“公の場での手首叩き”だったよね。もし僕がフェラーリのドライバーだったら驚いただろうし、本来ならこういうことは裏で行われるべきだと思う。読んでいて気まずかったよ。メディアが当然この件を聞いてくるわけで、とても厄介だ。完全に余計な発言だったと思う。」一方、ハミルトンとルクレールは、エルカーンのコメントについて「ポジティブな意図だと理解している」と述べ、静かに火消しを図っている。
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