マクラーレンF1のカルロス・サインツは、メルセデスがいなければF1がもっとエキサイティングになることを彼ら自信も分かっているはずだと語る。メルセデスは、2014年にF1がターボハイブリッド時代に突入して以来F1を支配してきた。そして、2020年はメルセデスの強さは間違いなく最強レベルに達している。
ルイス・ハミルトンは自信7回目のF1ワールドチャンピオンにむけて順調に進んでおり、コンストラクターズ選手権ではメルセデスが2位のレッドブルにすでに152ポイントというバッファーを持っている。しかし、F1イタリアGPでメルセデスは勝利を失った。ピエール・ガスリーがF1初勝利を挙げ、カルロス・サインツが2位、ランス・ストロールが3位といつもと異なる顔ぶれが表彰台に並んだ。それでも、ルイス・ハミルトンの勝利を止めるには、セーフティカー、赤旗中断、10秒のストップ&ゴーペナルティが必要だった。続くF1トスカーナGPも2度の赤旗中断によるカオスな展開となったが、今回はルイス・ハミルトンはトップを守り、今季6勝目を挙げている。カルロス・サインツは、メルセデスF1の功績に敬意を表しつつも、彼らでさえ、レースが方程式から外れれば、F1がよりエキサイティングなものになることを分かっていると語る。「もちろん欲求不満を感じている」とカルロス・サインツは Autoweek に語った。「でも、現在のF1の仕組みは、最も資金力があるチームが常に勝つことは明らかだ。メルセデスがそのポテンシャルを最大限に活用している方法は見事だし、彼らの功績を否定しようとしているわけではない」「実際、同様の予算でチームのレベルに到達するのに苦労しているチームがあるけど、だからと言って、僕はF1が変わることを望んでいるわけではない」「もっとF1を見ごたえのあるものにできると思う。メルセデスでさえ、自分たちがいなければグランプリがどれほどエキサイティングなのになるか分かっていると思う」「正直なところ、メルセデスの後ろでにいる僕たちのレースは常にあんな感じだ」カルロス・サインツは、2021年にフェラーリに移籍するが、スクーデリアは来年ライバルたちに挑戦する気配を見せていない。
全文を読む