カルロス・サインツは、2021年にフェラーリF1に移籍することが決まった。しかし、父親のカルロス・サインツは、レッドブルの支援がなければ息子はそこにはいなかったと語る。レッドブルのジュニアドライバーとして育成されてきたカルロス・サインツは、2015年にマックス・フェルスタッペンとともにトロロッソでF1デビュー。しかし、1年後にレッドブルに昇格したのはサインツではなく、フェルスタッペンだった。
レッドブルのマックス・フェルスタッペンとダニエル・リカルドというドライバーラインナップが安定したことでトロロッソから昇格するチャンスがないと見たカルロス・サインツは、2017年後半にルノーF1へのローン移籍を志願。だが、リカルドのルノーF1加入によってシートを失ったサインツは、レッドブルとの関係を断ってマクラーレンに完全移籍。そして、トップチームであるフェラーリのF1シートの座を射止めた。それでも、カルロス・サインツの同じ名前の父親は、今でもレッドブルF1には恩を感じていると Corriere della serra に語った。「カルロスは、ヘルムート・マルコとクリスチャン・ホーナーを含めたレッドブルというチームに多くの借りがある」とカルロス・サインツSnr.はコメント。「だが、誰も未来を見ることができる水晶玉を持ってはいなかった。マックス・フェルスタッペンがチームにいて、リカルドが離れるかどうかなどわからなかった。そのため、私たちは自分自身をさらに調査することに決めまた」「今それを振り返ることに意味はない。頑張ればチャンスは自然に生まれる。チャンスは両手で、できるならば3本の手で掴み取らなければならない」とラリー界のレジェンドは語った。
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