フェラーリF1はカルロス・サインツを2021年のシャルル・ルクレールのチームメイトとして“48時間以内”に発表するとイタリアメディアは予想している。フェラーリF1とセバスチャン・ベッテルが今シーズン限りで別れるという決定は、F1ドライバーの市場を過熱状態に追い込んだ。すでにセバスチャン・ベッテルの後任を務めるドライバーの正体を巡って多くの憶測がなされている。
現時点ではマクラーレンのカルロス・サインツとルノーのダニエル・リカルドが有力候補に挙げられているが、イタリアメディアは、カルロス・サインツはフェラーリF1への移籍をコミットする目前であり、今週にも契約が発表されると報じている。マクラーレンとカルロス・サインツとの2年契約は今シーズン末に期限を迎え、マクラーレンはサインツを残留させたい希望を示していたが、フェラーリに移籍できるチャンスがあることを却下することはできない。カルロス・サインツをシャルル・ルクレールのチームメイトに据えるというフェラーリの考えは、財政的な部分が考慮されている可能性がある。ダニエル・リカルドとは対照的にカルロス・サインツの年俸は1000万ドルに届いてない。ダニエル・リカルドは、ルノーF1から1700万ドルの給与を受け取っているとされているが、フェラーリからのオファーは1000万ドルを下回るものになると考えられている。世界的な新型コロナウイルス危機とF1の景気低迷の中で、フェラーリの最高経営責任者であるルイ・カッミレーリは、確実にコスト削減を目指している。カルロス・サインツは、2015年にトロロッソでF1デビューを果たし、マックス・フェルスタッペンとチームメイトを組んだ。しかし、レッドブルからルノーにレンタル移籍した後、2018年末に正式にレッドブル・ファミリーを去った。2019年にマクラーレンに移籍したカルロス・サインツは、F1ブラジルGPでF1初表彰台を獲得。96ポイントを貢献してチームのコントラクターズ選手権4位に貢献した。関連:セバスチャン・ベッテル、今季限りでのフェラーリF1離脱を正式発表カルロス・サインツのフェラーリ移籍が決定した場合、次の焦点は誰がランド・ノリスのチームメイトになるかというドミノ効果が発生することになる。
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